物干しスタンド 選び方 室内・ベランダ両方置けるタイプがおすすめ
物干しスタンドは、洗濯物が多い家庭に欠かせないアイテムです。ベランダ備え付けの物干し竿だけでは足りないときや、部屋干しに使っている人も多いでしょう。
室内と屋外両方で使えるタイプなら、お天気によって置く場所を自由に移動できます。晴れた日はベランダで、雨の日は室内でと使い分けられて無駄がありません。
コンパクトに収納できるタイプや布団が干せるタイプなど、部屋の内外で使えるおすすめの物干しスタンドを紹介します。
物干しスタンドは失敗しやすい?後悔するパターン
物干しスタンドを適当に選んで、後悔する人は少なくありません。なぜ失敗してしまうのか、よくあるパターンを見ていきましょう。
室内用を外で使ってしまう
物干し台はたいてい金属でできているので、外で使えそうなイメージがあります。特に屋根のあるベランダの場合は、油断してしまいがちです。
しかし屋外の環境は予想以上に過酷です。紫外線や吹きこんできた雨に当たり、あっという間に錆びたりプラスチック部分が割れたりします。
また室内用の物干し台は風に耐えられる作りではないため、強風で倒れて洗濯物が汚れてしまうことも。
物干し台をベランダに置きっぱなしにしたい人は、屋外対応タイプを選び、使わないときはできるだけ風雨の当たらない場所に移動させましょう。
動かしにくいタイプを買ってしまう
室内でも屋外でも、物干しスタンドを動かしたいシーンはよくあります。
室内では、もう少し日当たりのよい場所に移動させたり、来客があるから他の部屋に持って行ったりすることが考えられます。
ベランダで家庭菜園やピクニック気分を楽しみたいときも、物干し台が簡単に移動できると便利です。
折り畳み収納や移動が難しい物干し台は、頑丈でたくさんの洗濯物を干せるメリットがありますが、限られた居住スペースを有効に使いたい人には向いていないといえます。
使いやすい物干しスタンドを選ぶポイント
満足できる物干しスタンドは、どのように選べばよいのでしょうか。買い物の参考にしたいチェックポイントを解説します。
素材を間違えないようにしよう
短時間でもベランダなどの屋外で使うことを想定するなら、素材に注目しましょう。
屋外用に適した素材は「アルミ」または「オールステンレス」です。どちらも錆びにくいため、屋外での使用に適しています。
特にアルミは軽く、収納や部屋とベランダ間の移動が簡単です。
ステンレスには、スチールパイプにステンレスを巻いただけのもの(ステンレスパイプ)と、全てステンレスのもの(オールステンレス)があるため注意が必要です。
ステンレスパイプはアルミやオールステンレスに比べて錆びやすく、屋外使用には適していません。
ベランダに出す場合は短時間にして、すぐに室内に片付けるのが基本です。
なおアルミやオールステンレスも、絶対に錆びないわけではありません。
雨に濡れたまま放置したり、錆びた洗濯ばさみを使ったりすると寿命が短くなります。
移動や収納のしやすさをチェック
物干しスタンドが重く動かしにくいと、洗濯物を干す作業が憂鬱になってしまいます。サイズが大き過ぎて、他の家事の邪魔になることも。
キャスターが付いているタイプや、洗濯物の量によって大きさを調整できるタイプを買えば、快適に使えます。
また物干しスタンドの出し入れに時間がかかるようでは、そのうち使わなくなってしまう可能性があります。
折り畳んで収納したい人は、畳み方が簡単かどうかもチェックしましょう。
布団や大型衣類への対応
布団やシーツ、大きなコートなどを干したい人は、耐荷重と高さをチェックします。
背の高い家族がいる人は、ポールを上に伸ばせるタイプを選んでおくと、洗濯物が地面に着く心配がありません。
ニットや枕が干せる「平置台」が付いているタイプも、いざというときに便利です。
自宅の物干し台に足りない部分を、しっかりと補ってくれるアイテムを探してみましょう。
家事のモチベが上がるおしゃれな物干しスタンド
物干しスタンドは実用品とはいえ、デザインがおしゃれな方が、家事のやる気もUPします。見た目の満足度が高いおしゃれな物干しスタンドを二つ紹介します。
大木製作所 タワー型室内物干し
優れたステンレス加工技術を持つ「大木製作所」の、国産物干しスタンドです。
室内用とありますが、ベランダで使っても特に問題ありません。
狭い部屋やベランダでも場所を取らずに、たくさんの洗濯物を干せますよ。
足元のスプリングによって軽く押すだけで簡単に折り畳め、ベッド下や家具のすき間などにコンパクトに収納できます。
棚の大きさや高さがちょうど良く、干すときや取り込むときも楽々。サイズは大小2種類の3段タイプの他に2段タイプが選べます。
WY 物干しスタンド
スペースや洗濯物の量に合わせて、横幅を53~92cmの間で調整できる物干しスタンドです。
網棚が2枚付いていて、ニット類やクッションなどの平干しも余裕です。
フレームにパウダーコーティングを施して耐久性を高めており、ベランダ干しにも対応。
インテリアに合わせて、アンティークなブラウンとホワイトの2色から選べるのも魅力です。
布団が干せる 頼れる物干しスタンド
布団干し台と物干しスタンドを兼用できると、よりスペースを効率的に使えます。コンパクトなのに布団やシーツ・カバー類もまとめて干せる、頼れる物干しスタンドを紹介します。
ベルメゾン 布団干し
錆びに強く軽量な、アルミ製の布団干しです。幅が105~222cmの間で調整でき、シングルサイズの布団を4枚まで同時に干せます。
サイドから布団を掛けられるので、重い布団をよいしょ!と持ち上げる必要がありません。内側に風が当たりやすい設計になっているのもポイントです。
見た目に反して折り畳むととてもコンパクトになるので、収納のストレスもほとんど感じないでしょう。
天馬 布団干し
布団が地面に接触しにくい高さの布団干しです。設置場所や干す物に合わせて、角度を自由に調整できます。
スリムに折りたためるので、使っていない時はコンパクトに収納可能です。
布団の枚数が少ないときは、余った枠にハンガーやピンチをかけて、衣類も干せます。
いろんなアイテムを干せる!多機能物干しスタンド
洗濯物には種類によって、効果的な干し方があります。あれこれ悩まずすっきり干せる、多機能な物干しスタンドを紹介します。
ちょい干しに便利 靴掛け付き物干しスタンド
子どもの上履きやスニーカー、スリッパなどを干しやすい「靴掛け」付きです。
真ん中の段には枕やニットを置いたり、小さなタオルを干したりするのに便利。
上の段は片方ずつ角度を変えられて、長い洗濯物も干せます。
洗濯物が多い大家族のサブ物干しとしても重宝します。
ダブルバーで乾きやすい セキスイ アルミ布団干し
こちらはバーの片方が「ダブル仕様」になっています。
洗濯物の内側に風が当たるので、布団やバスタオル、厚手の衣類が乾きやすく、ひっくり返す手間もありません。
ダブルバーには靴やクッション、スリッパなどを乗せて乾かすこともできます。(風が強い日は注意!)
軽いアルミ製で畳むとコンパクトになるので、室内への移動も楽です。
使える物干しスタンドで家事の効率化を目指そう
部屋干しにもベランダ干しにも使えるハイブリッドな物干しスタンドなら、1台で毎日の洗濯物に対応できます。
「錆びにくくて移動しやすい」ことが、ハイブリッド物干しスタンドの条件。
長く使えるアイテムを選んで、洗濯物のストレスを軽減しましょう。