布団カバーやシーツの洗濯頻度ってどれくらい?面倒な交換が楽になるアイテムも
布団カバーやシーツの洗濯について、こんな悩みはありませんか?
- シーツって、いつ洗ったっけ?
- みんなはどのくらい洗ってるの?
- 布団カバーのヒモが面倒
- そもそも干す場所がない
汚れているのは分かっていても、家族みんなの布団をこまめにケアするのは、意外に重労働です。面倒だったり、忙しかったりして目をつぶってしまう人も、多いのではないでしょうか。布団カバー・シーツの洗濯頻度の目安や、面倒な手間を省けるアイテムを紹介します。
布団カバーやシーツを洗濯する頻度
布団カバーやシーツは、どのくらいの頻度で洗濯するべきなのでしょうか。理想の洗濯頻度と一般家庭の実情を見ていきましょう。
理想は週に1回
布団カバーもシーツも、洗濯頻度は週に1回が目安といわれています。1日の約1/3を過ごす場所ですから、汗や皮脂で意外に汚れているのです。
そのままにしておくと、雑菌が増えて嫌な臭いがしたり、湿っぽくて寝心地が悪くなったりします。こまめに洗えば気持ちよく寝られる上に、布団の傷みや汚れも防げるでしょう。
布団カバーの実際の洗濯頻度
あるアンケート調査によると、布団カバーを洗濯する頻度を「週に1回」と回答した人は13%程度です。
「1ヵ月に1回」と回答した人が最も多く、「半年に2回」や「めったにしない」という人も一定数います。
布団カバーを洗う頻度は、理想とされる洗濯頻度よりもずいぶん少なめといえます。
シーツは布団カバーより多い
同じアンケート調査では、シーツの洗濯頻度も「1ヵ月に1回」が1位となっています。
しかし「週に1回」の割合が19.8%と布団カバーよりも多く、「10日に1回」という人も目立ちます。
「半年に2回」「めったにしない」などの回答は見られず、布団カバーに比べると洗濯の必要性を感じている人が多い印象です。
月に1回程度が現実的?
洗濯頻度は週に1回が理想・・・とはいえ、そんなに洗えない!と感じる人も多いのではないでしょうか。理由もいろいろと考えられます。
- 毎日の洗濯で手一杯
- 付け外しが面倒
- 洗っても干す場所がない
- 最近雨ばっかり・・・
- 除菌スプレーしてるから大丈夫
家族が多い場合、洗濯機の容量や干すスペースの問題もあり、一度に全員の布団カバーとシーツを洗うのはほぼ不可能です。
布団から外すときはまだ元気ですが、洗ったカバーを布団にかけるのも面倒なものです。
乾かすのに時間がかかると思うと、カラッと晴れた日でなければやる気も起きませんね。
近年は除菌消臭スプレーをかけて乗り切る人も増えているようです。
布団カバーやシーツを洗濯するコツ
張り切って布団カバーやシーツを洗っても、きれいになっていなかったり、シワシワになったりすると残念です。上手な洗濯のコツを見ていきましょう。
ホコリやシミをチェック
カバー類の隅っこに、ホコリがたまっているのを見かけたことはありませんか?そのまま洗濯機に入れても、おそらく取れないので洗う前にしっかりと取り除きましょう。
布団から外したら裏返して四隅をチェックし、コロコロやガムテープで剥がします。ついでにファスナーの裏やヒモの周りもよく見ておくとよいでしょう。
シミが付いている場合は、漂白剤をもみ込んでから洗濯機に入れます。古いシミは1時間ほどつけ置きすると効果的です。
たたんでネットに入れる
布団カバーもシーツも、そのままぐちゃっと洗濯機に放り込むと、しわくちゃになります。
縦に三つ折りにしてから洗濯機の大きさに合わせて「じゃばら」に折りたたみ、洗濯ネットに入れて洗いましょう。
使用する洗剤や、水の温度などは洗濯表示を確認してくださいね。
しっかりと乾燥させる
洗い終えたらすぐに洗濯機から取り出して干しましょう。布が重ならないように広げて、M字型に干すと早く乾きます。
とはいえ、布団カバーやシーツは大きいですし、他の洗濯物もあるので、広げて干せない日もあります。
干せない・なかなか乾かないことが原因で、洗濯頻度が下がる事態は、できるだけ避けたいですね。
ベランダと室内の両方で使える物干し台があれば、大きなシーツやカバーを無理なく干せます。
干す場所がないときは?
ベランダが狭い、雨が続いているなどの理由で、大きな洗濯物を干せない人は、便利なアイテムを取り入れてみましょう。スペースを有効活用できるハンガーと、部屋干しに大助かりのサーキュレーターを紹介します。
省スペースハンガー
大きな布製品を、くるくると巻き付けて干せるアイデア商品です。錆びにくく丈夫な金属を使用しており、長く使えます。
使わない時は平らに折りたためるので、収納場所も取りません。
布団カバーやシーツ以外にも、バスタオル、ストール、下着などさまざまなアイテムに使えます。
部屋干しにはサーキュレーターを
大きくて濡れているカバーやシーツを部屋に干すことには、抵抗を感じるものです。それでなくても、部屋干しはなかなか乾かずに、ニオイに悩まされることも。
そんなときは、サーキュレーターで下から風を当ててあげましょう。小さく軽いサーキュレーターなら、狭い部屋でも邪魔にならず、場所の移動も簡単です。
梅雨時期にクローゼットや押入れに風を送れば、カビ予防にもなります。
洗剤や柔軟剤を見直すのもあり
干す場所や洗濯頻度の都合でニオイが気になる人は、抗菌・消臭タイプの洗剤や柔軟剤を使ってみましょう。
ただし布団カバーもシーツも、直接肌に触れる機会が多いため刺激の強いものは向いていません。
最近は肌に優しい成分でできており、かつ洗浄力や抗菌力のある洗剤も多く出ているので試してみてもよいでしょう。
カバー・シーツの交換が面倒な人におすすめのアイテム
洗濯や乾燥も大変だけど、それ以前に交換が面倒と思う人も少なくありません。シーツはともかく、布団カバーは取り外しが本当に大変です。交換作業が少しでも楽になるアイテムを見ていきましょう。
ヒモなしでもズレない!ニトリの布団カバー
交換・洗濯が圧倒的に楽になる、ニトリのカバーです。布団に触れる側に「ナノフロント(R)」と呼ばれるズレにくい生地を使用しており、ヒモで結ばなくてもいいんです!
ファスナーも全開するので布団の出し入れも楽にできます。布団を入れて、角のスリットから手を入れて、引っ張りながら形を整えるだけ!
表はコットン100%なので、肌ざわりもやわらかです。
無印良品派におすすめ 掛ふとんカバー
シンプルなデザインと、素材の良さが人気の無印良品でも、便利な布団カバーを販売しています。こちらはヒモの代わりに、スナップボタンを留める方式です。
ボタンは柔らかなベルトの上についていて、肌に当たっても痛くありません。パチンととめるだけで布団が固定され、外すのも一瞬です。
結び目が固くなってほどけなくなっちゃった」というトラブルも防げます。
敷布団に エムール ワンタッチシーツ
ベッド用ボックスシーツのように、ゴムが入った敷布団用のシーツです。かぶせるだけでよいので、平織りのシーツのように、端を折り込む手間がかかりません。
不器用な人でもズレずにぴったり装着できます。
消臭スプレーは成分に注目
布製品の除菌・消臭スプレーを使えば、洗う頻度が少なくてもある程度は気持ちよく過ごせます。
ただし布団カバーやシーツは直接肌に触れるので、できるだけ天然の成分で作られたスプレーを使いましょう。
消臭スプレーはアロマオイルとエタノールを使って手作りもできますよ。
クリーニングやサブスクで楽々お手入れ
昼間は働いているし、休日はゆっくりしたいし・・・そもそも布団カバーやシーツを洗う暇がない人は、誰かに洗ってもらいましょう。寝具を清潔に保てるサービスを紹介します。
宅配クリーニングなら布団ごと清潔に
布団カバーやシーツは、クリーニングに出すとパリッと仕上がります。しかし大きくてかさばるものを、わざわざ出しに行くのは面倒です。
そこでおすすめしたいのが、布団の宅配クリーニングサービスです。ほとんどの布団クリーニング業者では、布団カバーやシーツにも対応しています。
布団をクリーニングに出すついでに枕や毛布、カバー類も洗ってもらうとよいでしょう。
1人暮らしなら布団のサブスクもおすすめ
1人暮らしの学生さんや、高齢者は布団のお手入れ自体が難しいかもしれません。引越しの度に、布団を運ぶのも大変です。
最近では、布団一式を長期レンタルできる「サブスクサービス」も登場しています。
季節に合わせてクリーニング済の清潔な布団が届き、使っていた布団は回収してくれるので、あまり布団を干したりカバーを洗ったりできない人も安心です。
おすすめの布団サブスクはこちらの記事で分かりやすく解説してくれています。
清潔な布団カバーとシーツで気持ちよく
布団カバーやシーツの洗濯頻度は、週に1回程度が理想です。そこまで高頻度で洗うのが難しいときでも、月に1回は洗いたいですね。カバーの交換や洗濯はとても手間がかかりますが、清潔な寝具に身をゆだねるひと時は最高です!便利なアイテムやサービスを駆使して、快適に眠りましょう。