ミステリー小説 おすすめ 面白い本で暇つぶし
とにかく 面白いミステリー小説は、暇つぶしやストレス解消にぴったりです。文学部出身のやぎ夫人が『これなら簡単で面白い!』と感じたミステリーを紹介します。普段本を読まないあなたも、面白い本がないかなとお探しのあなたも、きっと楽しめるはず。お気に入りの1冊を探しましょう。
とにかく 面白いミステリー小説
恋愛小説、時代小説、ビジネス書など世の中にはさまざまな本があります。中でもミステリーは面白い要素が満載で、専門のランキング本が発売されているほど人気のジャンルです。なぜミステリーはそれほど人気なのでしょうか。
ミステリーは誰もが楽しめるジャンル!
- 探偵になったつもりで謎解きや犯人捜しができる
- 犯人の心理に共感・疑似体験ができる
- 最新の捜査手法や斬新なトリックが続々登場
- どんでん返しへの期待感が止まらない
ミステリーは探偵さんや刑事さん、犯人、被害者など主要な登場人物が個性的に書かれていることが多く、感情移入しやすいのが魅力です。
探偵や犯人の気持ちになって一喜一憂しているうちに、退屈もストレスもどこかへ行ってしまいます。
毒殺や密室殺人といった古典的なものから科捜研のドラマみたいな最新のものまで、作者が繰り出すトリックも見どころです。
トリックを真面目に解析しつつ読み進めていたら、思わぬどんでん返しに苦笑い!なんてことも。難しいことを考えずに、映画やドラマを見ているように楽しめます。
暇つぶしに最適なおすすめミステリー小説
ミステリーは基本的に犯罪がテーマですから、あまり重苦しい内容だと気が滅入ってしまうことも。暇つぶしに最適な、気軽に読める面白いミステリーを紹介します。
浅暮三文「困った死体」シリーズ
『困った死体』は文字通り、「何でそれで死ねるの?」と、悩んでしまうような「困った」死体が登場する短編集です。
断食中なのに食中毒で死んだり、停電中に感電死したりと、ありえない死に方ばかりで興味をひかれます。
事件の捜査にあたるのは、刑事・鑑識・監察医の3人で構成された「警視庁特殊捜査班」です。
口の悪い鑑識と強気な美女監察医、そして2人に振り回されるお人よしの刑事と、分かりやすいキャラ設定でサクサク読み進められます。
毎回登場する第一発見者のおじいさんと、被害者の・・・それ以上は読んでからのお楽しみです。
ちなみに2020年の3月には待望(?)の続編『困った死体は瞑らない』が発売されました。
東野圭吾「超・殺人事件-推理作家の苦悩」
いわずと知れたミステリーの巨匠、東野圭吾さんによるブラックユーモアたっぷりの短編集です。
推理小説が生み出されるまでの舞台裏を、いかにも「本当っぽく」描いています。
「ショヒョックス」など、ドラえもんの秘密道具みたいなヘンテコな機械が出てくるのも笑えます。
東野圭吾ってこんなに面白かったっけ、などと油断していると、最後にはあっと驚く結末が。やっぱり「ミステリー」だったんだと納得させられる作品です。
今野敏「継続捜査ゼミ」
警察学校校長を退官後、女子大に再就職した元刑事が5人の女子大生と一緒に未解決事件に挑みます。
ゼミに参加する学生たちが、とても前向きで生き生きとしており、彼女らを束ねるおじさま教授も紳士的で素敵です。
まだ現場で頑張っている後輩刑事のがんばりも爽やかで、読んだ後、なんだか明るい気持ちになる不思議なミステリーです。
世界観にのめりこむ!ミステリー小説 おすすめ
続いてミステリーの醍醐味である、心理戦やどんでん返しの妙を味わえるおすすめのミステリーを見ていきましょう。
横山秀夫「臨場」
ものを言わない死者のメッセージを、的確に読み取り事件解決に導く「検視官」の活躍を描いたミステリーです。
「臨場」は警察組織において、「事件現場に臨んで初動捜査に当たる」意味で使われている言葉です。ある県警の捜査一課調査官・倉石義男は「終身検視官」と呼ばれるほどの腕利き。
警察組織の慣習や上下関係など全く意に介さず、純粋に遺体と向き合っています。反骨精神あふれる倉石検視官に心酔する部下も数知れず・・・
作中では「やくざのような風貌」「ぶっきらぼうな発言」「何を考えているか分からない」などと散々ですが、読み進めるうちに、とても優しい人物であることが分かります。
こんな人が近くにいてくれたらな、と心から思える小説です。
アンソロジー「毒殺協奏曲」
人気のミステリー作家8名による、「毒殺」がテーマの作品だけを集めたアンソロジーです。毒殺は、ミステリーでもひんぱんに登場する殺人手法です。
「目の前で死ぬのを見なくて済む」「アリバイ作りができる」など、犯人の勝手な都合により、昔からよく使われてきました。
そんなありきたりの毒殺ですが、あえて集めることにより作家それぞれの個性がきわだち、毒殺以外考えられなくなってしまうほど。
面白い本ほど、「中毒に注意」ですよ。
小島正樹「武家屋敷の殺人」
孤児院出身の美女、呪われた武家屋敷、怪しい日記・・・ミステリーファンもあきれるほど、これでもかと「謎」が詰め込まれた「やりすぎミステリー」です。
謎もトリックも「大盛り」で、1冊で何冊分ものミステリーを読んだようなお得感があります。たくさんの伏線があるのに脱線せず、きちんと繋がっている構成も見事です。
長編で分厚い文庫本なので、ミステリーに慣れてきた方におすすめします。
米澤穂信「満願」
山本周五郎賞受賞のほか「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門ランキングで史上初の三冠を達成した作品です。
全体的に昭和や平成初期の香りが漂いつつ、現代でも共感できる人の心理が鋭くえぐられています。
収録されている六つのストーリーすべてがいい意味で「ぞっとする」仕上がり。読み終わるのがもったいないと思える秀作です。
面白いミステリーで有意義な暇つぶしを
世の中には面白そうなミステリー小説があふれています。書店に足を運べば、工夫をこらしたタイトルや表紙カバーに、思わず釘付けになります。
そうやって本を選ぶのも、本好きにはたまらないひと時ですね。
そんなこと言われても選び方が分からない!とにかくおすすめの本を教えて!というめんどくさがりのあなたは、ぜひ本記事で紹介したミステリーを読んでみてください。
きっと充実した時間を過ごせますよ。