ヨガマットは厚さで選ぼう 痛くない20mmの厚手タイプから薄型までおすすめを紹介
ヨガ・ピラティス・骨盤ストレッチなどのエクササイズに、ヨガマットは欠かせません。
ただしヨガマットにも厚さや素材によってさまざまなタイプがあり、どれを買えばよいのか分かりにくいのが現状です。
ヨガマットの選び方と、厚さ別のおすすめアイテムを紹介します。
ヨガマットはいらない?役割を正しく理解しよう
ジムやスタジオの固い床ならともかく、自宅のカーペットや畳の上でエクササイズを行う場合、「ヨガマットはいらないのでは?」と思う人も多いのではないでしょうか。
しかしヨガマットには、クッション性を得る以外にもいくつかの役割があります。エクササイズにヨガマットが欠かせない理由を見ていきましょう。
滑り止めや床の汚れ防止になる
ヨガマットは床に密着する素材でできており、動いてもズレたり滑ったりしないので、レッスンに集中できます。自宅エクササイズの場合、ヨガマットの代わりに大きなバスタオルを使う人も少なくありません。
しかしバスタオルは滑りやすいため、正しいポーズを取れないばかりか、油断すると転倒してケガを負うリスクもあります。
また、ヨガのようなゆったりとした動きのエクササイズは、見た目に反してたくさん汗をかきます。自宅でトレーニング中に、汗がしたたって畳やカーペットにしみこんでしまうこともあるのです。
水拭きできるヨガマットがあれば、床の汚れを気にせずレッスンに集中できるでしょう。
衛生面で役立つ
スポーツジムやヨガ教室の中には、ヨガマットを貸し出しているところもあります。会社帰りに通う場合ヨガマットは荷物になるため、レンタルできると助かりますね。
しかしレンタルマットは誰が使ったか分からないため、抵抗を感じる人も少なくありません。
さらにウィルス感染予防の観点から、しばらくの間はレンタルヨガマットのレンタルが中止されることも考えられます。
自分用のヨガマットがあれば、ジムやスタジオでのレッスンも気持ちよく受けられるでしょう。
厚さや素材による違いも押さえておこう
ヨガマットにはタオルのように薄いものからどっしりとした厚みのあるものまで、さまざまなタイプがあります。
厚手のものほど、膝や肘を床に着いたときに痛みを感じにくく、どんなポーズも無理なくとることができます。
一方、電車や徒歩でレッスンに通う人は薄くて軽いマットの方が使いやすいのは明らかです。
また、ヨガマットの素材には以下の3種類があります。
- ポリ塩化ビニル
- 天然ゴム
- 熱可逆性エラストマー
「ポリ塩化ビニル」は最もポピュラーで、どんなシーンにも使いやすい素材です。価格が手頃なので、初心者にもおすすめできます。
グリップ力が高い「天然ゴム」は、上級者に向いています。ただしゴムの臭いに敏感な人やゴムアレルギーがある人は、使わない方がよいでしょう。
熱可逆性エラストマーは、100%リサイクルできるエコな素材として最近注目されています。
このように、厚さや素材を気にしてみると、ヨガマットの役割をより理解できます。
ヨガマットの適切な厚みとサイズとは
ヨガマットの厚さや大きさは、使い勝手に大きく影響します。
大きさはともかく、厚みを適当に選ぶとレッスン中に膝が痛くなるなど、後悔することも多いので注意が必要です。
ヨガマットの厚さとサイズの見方を解説します。
ヨガマットの厚さは3タイプ
ヨガマットの厚さは、大体以下の3タイプに分けられます。
- 薄め(1~2mm)
- 標準(3~5mm)
- 厚め(6~12mm)
薄めのものは携帯性に優れており、会社帰りのレッスンや、アウトドアヨガにおすすめです。ただし薄手のヨガマットには、クッション性は期待できません。
標準タイプは適度にクッション性があり、持ち運びや収納にもそれほど苦労しません。ホームセンターやディスカウントストアなどで、手頃な価格で入手できるのも魅力です。
自宅でオンラインエクササイズを受講したり、毎日ストレッチや筋トレをしたい人は、厚手のヨガマットを使ってみてもよいでしょう。
床に膝や肘をついても痛くないので、じっくりとトレーニングに励むことができます。
ヨガマットのサイズは決まっている?
ヨガマットは長さや横幅にもバリエーションがあります。
長さは160~185cm、横幅は60~80cm程度まで選べるので、体格やレッスンの内容によって最適なものを探してみましょう。
ただしジムやスタジオによっては、スペースの都合で大きなマットが使えない場合もあります。
膝やお尻が痛くならない厚めのヨガマット
固いフローリングの上でエクササイズをするなら、できるだけ厚手のヨガマットがおすすめです。
膝に体重をかけても痛くない、10mm以上のマットを紹介します。
20mmの極厚タイプ ドクターリビング トレーニングマット
テレビを観ながらのんびりトレーニングできる「極厚」タイプのマットです。
座ったときや仰向けになったときの体圧を適度に分散し、骨や筋肉への衝撃をやわらげます。
横幅も80cmとワイドで、トレーニングが終わったらそのまま横になってくつろいでもOK。リッチな気分で自宅ヨガを楽しみましょう。
パパや息子と共用しても 厚さが選べる幅広マット
こちらの商品は、厚さを10mmと15mmの2種類から選べます。長さが183cm、横幅が80cmとビッグサイズなので、大柄な男性でも余裕です。
テレワークが続いて運動不足のパパや、部屋で筋トレをしたい学生にもおすすめできます。
専用ケースが付いており、車などで持ち運ぶときにも便利です。
持ち歩きに便利な GronG(グロング) ヨガマット 10mm
長さ180cm、横幅60cmの標準サイズのマットです。
小さく丸めて固定できるゴムストラップと、通気性のよいメッシュケースが付いていて、持ち歩きにも便利です。
全部で10色のカラーバリエーションも魅力。ウエアや部屋の雰囲気に合わせて、お好みのカラーを選んでくださいね。
収納や携帯に便利な厚さ10mm以下のヨガマット
続いて収納しやすく、携帯にも便利な厚さ10mm以下のヨガマットを紹介します。会社帰りのジム通いはもちろん、旅行やアウトドアで使いたい人、収納スペースが限られている人にもおすすめです。
折りたためる ヨガマット
丸めるのではなく、折りたたんで収納できるヨガマットです。
エコな素材「熱可塑性エラストマー」でできており、使わなくなったら分解・リサイクルができます。
厚さは6mmとほどよいクッション性があり、水洗いができるのでキャンプや公園での敷物としても使えます。
ガイドラインがうれしい エレコム トレーニングマット
エクササイズ中には、講師から「手と足をまっすぐ伸ばして!」などといわれることがよくあります。
しかし初心者には、自分の手足がまっすぐ伸びているかどうか、分かりません。
こちらのヨガマットには「ガイドライン」が付いていて、正しい姿勢をチェックしながらトレーニングができます。
8mmの厚さでしっかりと体をサポートしてくれるのもうれしいポイントです。
会社の帰りに最適 ヨガタオル
裏面に滑り止め加工を施した、大判のヨガ用タオルです。
1枚でも使えますが、レンタルヨガマットの上に敷いたり、手持ちの薄いヨガマットに合わせたりすると一層快適です。
タオル面が汗を吸収してくれる上に、家庭で洗濯できるのでいつも清潔に使えます。
出しっぱなしでもOK!おしゃれなヨガマット
自宅でオンラインエクササイズを受講している人は、毎回ヨガマットを片付けるのが面倒になりがちです。出しっぱなしにしても違和感のない、おしゃれなヨガマットを紹介します。
チャコット ストレッチマット
チャコットのストレッチマットは、どんなインテリアにもマッチするくすみカラーが魅力です。
フローリングでもカーペットでも目立ち過ぎず、丸めてソファに立てかけておいてもサマになります。
ケース付きなので、レッスンに持って行くのも便利ですよ。
魔法のじゅうたんみたいなヨガマット
ソファやローテーブルの前に、カーペットのように敷いておけるヨガマットです。
テレビを観ながらストレッチ習慣を付けたいときにも重宝するでしょう。
楽しい柄は、キャンプやピクニックの敷物としても活用できます。
さわやかな「い草」の香り 畳ヨガマット
抗菌・消臭・空気清浄効果の高い「い草」を使ったヨガマットです。
湿度を調整する働きがあり、ジメジメした梅雨のレッスンもさわやかな気分で受講できます。
和室にはもちろん、フローリングの上に敷いてちょっとしたくつろぎスペースとして使うのもおすすめです。
ヨガマットを買ってやる気をUP!
テニスを始めるときにラケットを選ぶように、ヨガなどのエクササイズを始めるときはヨガマットを選ぶ必要があります。
下に敷くだけだから何でもいいと適当に買うと、使いにくくてレッスンにも気持ちが乗らなくなるかもしれません。
逆にお気に入りのヨガマットがあれば、レッスンが楽しみになります。初めての人も買い替えの人も、ヨガマットは気合を入れて選んでくださいね。