毛玉取り ブラシと電動どっちがいい?生地を傷めず冬のおしゃれを
お気に入りのニットやコートに毛玉ができてしまったときは、専用の毛玉取り器が活躍します。家族全員の洋服に対応できるので、一つは持っているとよいでしょう。手動のブラシタイプと電動タイプを比較し、それぞれの特徴及びおすすめアイテムを紹介します。
毛玉取り器って本当に便利?
毛玉取り器はどちらかといえば、あったらうれしいけれど、なくても困らないアイテムでもあります。100円ショップで電池式の毛玉取りを売っているくらいなので、わざわざ高いお金を出して買う程でも…と思う人もいるでしょう。まずは毛玉取り器のメリットやおすすめな理由をおさらいします。
洋服が長持ちする
毛玉は着用時の摩擦などで発生してしまうため、防ぐことは難しく、お気に入りの衣類ほどできやすい厄介者です。おしゃれな洋服も毛玉が目立ってくると一気に残念な雰囲気になり、部屋着に格下げしたり、処分したりすることになるでしょう。
しかしきれいに毛玉が取れれば、次のシーズンも着られて衣料費を節約できるだけでなく、無駄なごみを出さずに済みます。お気に入りの洋服を長く着ることは、エコな暮らしにもつながります。
家事の時短になる
毛玉取りにもさまざまな方法があります。一つずつハサミでカットする、スポンジでこする、カミソリを使うなど、家にあるもので済ませることも可能です。
しかしこれはあくまでも応急処置ですし、間違って生地を傷めてしまうリスクもあります。忙しいパパママにとって、毛玉取り一つでも面倒な家事に違いありません。毎回毛玉取りのライフハックを試してみるよりも、専用アイテムで一気に取り去ってしまう方が、効率的といえるでしょう。
毛玉取り器の種類別の特徴
毛玉取り器は大きく電動タイプとブラシタイプの2種類に分けられます。それぞれの特徴や向いている人を見ていきましょう。
電動タイプ
電動タイプは、モーターでカッターを回転させることで、毛玉を除去します。
短時間で広範囲の毛玉を均一に処理できるうえに、疲れにくいので、家族が多い人に向いています。中にはソファやカーペットのように、インテリアグッズのケアに使える機種もあります。
デメリットは生地にダメージを与えやすい点です。子ども服など、もともと寿命が短い服なら遠慮なく使えますが、大切に着たい高級ニットなどには注意が必要です。
気になる人は、カットの高さを調節できるタイプや、ガード付きタイプを選びましょう。
ブラシタイプ
ブラシタイプの毛玉取りは、生地へのダメージを抑えられるのが大きなメリットです。間違えて生地に穴を開けてしまうおそれもなく、安心して使えます。
カシミヤのような柔らかい素材でも、風合いを守りつつ美しく仕上げることができます。電源がいらないのでどこでも使えて、音も静かです。出張先に持って行ったり、オフィスのロッカーに常備したりして使うのもよいでしょう。
ただし手作業なので時間がかかり、大量の毛玉取りでは腕が疲れるかもしれません。ブラシの毛が抜けて、ニットに付いてしまう可能性も。
電動毛玉取り器の選び方とおすすめ
電動タイプの毛玉取りはバリエーションが豊富です。基本の選び方と、おすすめのアイテムを紹介します。
電動毛玉取り器選びのポイント
電動式の毛玉取りを買うなら、次の点をチェックしましょう。
- 給電方式
- 刃のサイズ
- 本体の形状
- ごみ処理方法
- 音の大きさ
- ガード機能
給電方式には「交流式(コンセント)」「乾電池」「充電」「充電・交流式」の4種類があります。毛玉取り作業する場所によって適した方式を選びましょう。自宅で使用するなら、安定感のある交流式がおすすめです。
意外に盲点なのが、音の大きさです。毛玉取りはモーター音が意外に大きい製品も多く、夜や家族がテレビを見ている時間、勉強中などは使えないことも。購入時はスペック表や口コミなどを参考に、音の大きさを気にしておくとよいでしょう。
マクセルイズミ 毛玉とるとる
充電・交流両方に対応した、パワフルな毛玉取り器です。毛玉だけをカットする「ふわふわガード」が付いています。ガードの高さは毛足の長さに応じて3段階で切り替えられ、さまざまな素材に対応できます。
刃の直径は約52mmと大きめで、広い範囲の毛玉も一網打尽に。アイロンのような取っ手が持ちやすく、作業も楽です。
大きく、取り外しが簡単なダストボックスが付いており、ごみ捨てのストレスも少ないでしょう。巾着型の収納袋に入れて、クローゼットにかけておけるのも◎!
私もこの製品を使っています!音は思ったより静かで、迷惑に感じる程ではありません。たくさんの毛玉が一気に取れる様子にハマり、クセになりそうです。
カシムラ リントクリーナー
充電式で、どこでも使える毛玉取り器ならこちらがおすすめです。USB充電なので、オフィスのロッカーに常備したり、旅行先に持って行ったりしやすいでしょう。
上の穴でS字フックにかけられ、収納にも便利です。また穴に指を通して持てば、手にフィットして作業が捗ります。
色はピンクとブルーの2種類です。
ティファール 毛玉取り器
充電もコンセントさすのも面倒な人には、単3アルカリ乾電池2本で動く、ティファールの毛玉取り器が向いています。
ガード機能付きで、生地の種類や毛足の長さを選ばず使えます。掃除用ブラシ付きで、たまったホコリの処理も楽です。
毛玉取りブラシの選び方とおすすめ
毛玉取りブラシは、生地を傷めたくない洋服のお手入れに向いています。ほこり取りも兼ねたタイプもあり、1本あるとおしゃれレベルがUPするかもしれません。毛玉取りブラシの選び方やおすすめをチェックしましょう。
毛玉取りブラシの選び方
毛玉取り用のブラシを選ぶポイントは以下の通りです。
- 毛の種類
- 形
- 機能性
洋服ブラシの毛には、主に猪・豚・馬・山羊など動物の毛が使われます。毛玉取り目的の場合は、硬い猪や豚の毛が適しているとされています。
また毛玉取りブラシは毛が密集しているのではなく、フチに沿ってぐるりと1周するように植えられています。このため毛のない部分が空いているタイプだと、生地の様子を見ながら作業できて便利です。
機能性では、毛玉取りブラシの裏側が洋服ブラシになったものや、コンパクトタイプなどがあります。
コジット クリーニング屋さんの毛玉取りブラシ
毛のない部分が空いていて、衣類の様子を見ながら作業できるブラシです。硬い猪の毛を使用しており、毛玉が楽に取れます。
ブラシに絡まった毛玉を取り除くクリーナーも付いています。柄の先端の穴にヒモを通せば、フックに引っ掛けて収納できます。
浅草アートブラシ かんたん毛玉取りブラシ 匠
浅草アートブラシの「匠」は袖口や衿元の頑固な毛玉が取れやすいように、先端の毛束が多いのが特徴です。
お出かけに便利なプチ毛玉取りがセットになっており、いつでも毛玉ケアが可能。
浅草アートブラシ 毛玉取り
毛玉取りとホコリ取りブラシが一体化した、ハイブリッドな洋服ブラシです。毛玉取りは猪毛、ホコリ取りは馬毛を使用しています。
これ1本でニットやコート、スーツのお手入れが完了。これから気合いを入れてお手入れを頑張ろう!と思っている人に最適です。
毛玉取り器で冬のおしゃれを楽しもう
衣替えで冬物を出してみたら、毛玉だらけになっていて残念な思いをすることもあります。毛玉取り器が一つあれば、ニットやコートがよみがえり、無駄に買い替えずに済むかもしれません。
小さくなってしまった子どもの服も、しっかりとお手入れしてあげればお下がりとして活用できます。お気に入りの洋服を長く着るためにも、エコライフを実現するためにも、使える毛玉取り器を用意しておきましょう。