お墓掃除の正しいやり方とは?便利グッズで雑草やカビ、苔もきれいに

お墓の掃除、きちんとできていますか?墓地は野ざらしですから、放っておくとどんどん汚れていきます。

敷地内には雑草が生え、墓石には苔、カビ、シミなどの汚れが付くため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

しかしお墓の掃除は、やり方を間違えると墓石を傷めてしまう可能性があります。

大切なお墓をきれいに保つために、正しい掃除のやり方をマスターしましょう。

便利な市販グッズも一緒に紹介します。

お墓掃除の基礎知識

お墓掃除の基礎知識

お墓の掃除といわれても、何をどうすればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

始めに掃除の頻度や汚れの種類など、お墓掃除に関する基礎知識を見ていきましょう。

お墓掃除のタイミングや頻度

お墓掃除の頻度に特に決まりはありませんが、自宅の掃除と同じで回数が多い方がよいことに変わりはありません。

汚れが蓄積する前に掃除しておけば、次の掃除にかかる時間も短くて済みます。

お墓が近所にあるなら、月に1度くらいは掃除に行くのが理想です。

しかしお墓が遠かったり忙しかったりして、そこまでこまめに掃除できない人も少なくありません。

そのような場合は、お墓参りに行くついでに掃除しましょう。

お盆・春と秋のお彼岸・故人の命日にお参りに行く人なら、年に4回掃除のチャンスがあります。

事情があってお参りの間隔があいてしまう場合、掃除代行業者に依頼する方法もあります。

時間は午前中がおすすめ

お墓参りや掃除は、午前中に行くのがおすすめです。お盆やお彼岸の時期はお墓参りに行く人が多く、霊園や墓地が混雑します。

周辺の道路が渋滞して、思ったよりも到着が遅くなることもあります。

午前中なら空いていることが多いので、精神的にも慌ただしさを感じずにすむでしょう。

特にお盆の時期は、厳しい暑さや夕立が予想されるため、涼しい午前中に済ませることをおすすめします。

お墓にはどんな汚れが付くの?

お墓の汚れは大きく日焼けや風化などの「経年変化」と苔やシミなどの「蓄積汚れ」に分けられます。

経年変化は石の種類や墓地の環境によって程度の差はあるものの、必ず起こるものです。

掃除しても元通りにはならないので、どうしても気になる場合は業者に磨き直しをしてもらいましょう。

蓄積汚れは、空気中のホコリや花粉、雨に含まれる成分、落ち葉、こぼした飲み物などを放置することで付きます。

蓄積汚れを防ぐためには、こまめな掃除が有効です。カビや苔、黒ずみなども正しく対処すればきれいに落とすことができます。

お墓掃除のやり方

お墓掃除のやり方

お墓掃除はそれほど難しいことではありませんが、基本的なやり方や注意点を押さえておけば、現地で迷わずに済むでしょう。

お墓掃除の手順を紹介します。

敷地の雑草や落ち葉を除去

お墓は土の上に建っているため、敷地内には雑草が生えてきます。墓地に樹木が多い場合は、落ち葉も溜まりがちです。

墓石を掃除する前に、雑草や落ち葉を取り除いておきましょう。

敷地内に玉砂利を敷いている場合は、ザルに入れて水洗いすると全体の雰囲気が明るくなります。

墓石の掃除

敷地がきれいになったら、いよいよ墓石の掃除です。

上からきれいな水をかけ、柔らかいタオルやスポンジで表面の汚れを拭いていきます。

戒名などの文字が彫刻されている部分は、柔らかいブラシで汚れをかき出しましょう。

花立などの小物も水で洗っておきます。

最後に乾いたタオルで、水気を完全に拭き取れば完了です。

お墓掃除の注意点

お墓掃除には注意すべきポイントがいくつかあります。

  • 墓石を硬いものでこすらない
  • 洗剤を使わない
  • ゴミは持ち帰る

墓石は一見頑丈そうに見えますが、実は意外にデリケートです。

金属タワシなど、硬いものでゴシゴシこすると表面に傷がついてしまいます。

戒名部分のように石を削った場所は欠けやすいため、特に注意が必要です。

墓石に家庭用の洗剤を使うのもNGです。石の表面には細かい孔があり、水以外のものをかけると孔から成分が浸透して、シミの原因となります。

墓石用の洗剤も売られていますが、石の種類によって適した成分が異なるため、間違えると逆効果になることもあります。

水だけでは落ちないしつこい汚れが付いたときは、プロの掃除業者に任せるのが無難でしょう。

また、雑草や落ち葉など、掃除で出たゴミは持ち帰るのがマナーです。

お墓掃除に持参するもの

お墓掃除に持参するアイテム

お墓の掃除といっても、特殊な道具などは必要ありません。

100円ショップやホームセンターなどで買えるものばかりなので、一式まとめて用意しておくとよいでしょう。

基本アイテムと、あると便利なアイテムに分けて紹介します。

お墓掃除の基本セット

基本的に下記のアイテムがあれば、お墓の掃除は可能です。

墓石の大きさや花立の作りによっては、スポンジやブラシに柄が付いていると便利かもしれません。

軍手は雑草を抜くのに便利な他、濡らして汚れを拭くことにも使えるため、ぜひ持参しましょう。

  • 雑巾またはタオル
  • 柔らかなスポンジ
  • 柔らかなブラシ
  • バケツ
  • 軍手
  • ゴミ袋

あると重宝するアイテム

手荷物に余裕がある場合、下記のアイテムも持って行くとお墓掃除が楽になります。

敷地が広い場合は、落ち葉を集めるホウキや植栽用ハサミは必須といえるでしょう。

暑いお盆の時期には、日焼けや熱中症への対策も必要です。

  • ほうき
  • 雑草を刈る鎌や植栽用のハサミ
  • 帽子、虫よけ、日焼け止めなど

お墓掃除に役立つ専用グッズ

お墓掃除には、専用の市販グッズを使うのもおすすめです。

汚れの種類や墓所の状況に合わせて、ベストなグッズを探してみましょう。

基本の掃除はこれでOK サンベルム お墓掃除6点セット

墓石用の柔らかなスポンジとタワシ、3種のブラシ、乾拭き用のダスターの6点がバッグに収納されたセット商品です。

どのグッズも墓石の掃除を想定して作られているため効率がよく、お掃除がはかどるでしょう。

バッグのデザインもシンプルで、お参りファッションの邪魔をしません。

苔やカビに トーヤク コケカビ取り

しつこい苔やカビ汚れにお悩みの人におすすめのグッズです。スプレーするだけで、こすらずに苔やカビを除去できます。

ゴシゴシこすらなくてもよいので、墓石の表面を傷付ける心配も軽減できるでしょう。

ただし石の種類によってはシミになるため、目立たない場所にスプレーして、異常がないかどうか確かめてから使うことをおすすめします。

新品の輝き 高森コーキ 墓石シャイン

少し古びてきた墓石におすすめの、艶出しができるクリーナーです。

墓石に塗るだけで汚れも落としてくれるので、水洗いしている暇がないときや寒い冬にも重宝します。

撥水効果もあり、雨などのシミを防ぐことが期待できます。

雑草対策に JRS お墓の除草塩

雑草の処理は、お墓掃除の中でも面倒で、骨の折れる作業です。

しかし神聖な墓所に除草剤を使用するのは気が引けますし、安全性も気になります。

「お墓の除草塩」は、墓所の地面を雑草が生えにくい土壌に変えてくれる天然塩です。

敷地内に撒いておくだけで土壌に浸透し、2~3カ月の間雑草を生えにくくしてくれます。

掃除の後に撒いておけば、次回の掃除で雑草を除去する手間や時間を減らす効果が期待できます。

仕上げに最適 マイクロファイバータオル

吸水性と速乾性に優れた、柔らかな手触りのタオルです。掃除の仕上げに残った水分を拭き取るときに活躍します。

すぐに乾くので、湿ったままの雑巾やタオルを持ち歩くストレスもありません。

洗車や家の掃除など、墓石掃除以外の用途もたくさんあるので、数枚常備しておくとよいでしょう。

お墓掃除に行けないときは代行も検討しよう

掃除に行けない時は代行を

お墓の場所がよほど近所ではない限り、お参りや掃除は1日がかりになります。

近年は忙しくて時間を取れない、コロナウィルス感染拡大のおかげでお墓に行けないなど、さまざまな事情を抱えた人が多いのも事実です。

ただ、放置すればするほどお墓は汚れてしまいます。自分が掃除に行けないときは、代行業者に依頼するのも一つの方法です。

プロの技術で掃除をしてもらえば、自分たちだけでは落とせなかった汚れもきれいになります。

お墓掃除代行については、こちらの記事で紹介しているので、合わせてお読みください。

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墓掃除代行

掃除のやり方を覚えて大切なお墓をきれいに

お墓を掃除しないと墓石は傷み、敷地には雑草や落ち葉がたまって見た目が悪くなります。

お参りに行くときには、できるだけお掃除もするように心がけましょう。

墓石は基本的に「水で優しく汚れを拭う」だけでOKです。

雑草などは除草グッズを使って生えにくくしておくと、次の掃除が楽になりますよ。

正しいお掃除で、大切なお墓を長くきれいに保ちましょう。

お掃除代行
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