御朱印帳 ネットで買うのはアリ?初心者におすすめのサイズも解説
御朱印集めを始めるなら、あらかじめ気に入ったデザインの御朱印帳を用意しておきたいものです。神社やお寺のオリジナルもよいですが、ネット通販でもかわいい御朱印帳がたくさん見つかります。御朱印帳選びのポイントと、タイプ別のおすすめアイテムを紹介します。
昨年の秋、京都旅行で御朱印デビューしたワタクシが、体験談も交えながら解説します!
御朱印帳の選び方
御朱印帳とひと口にいっても、いくつかの種類があります。初心者の場合、いきなり探そうとしてもどれを買えばよいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。御朱印帳を選ぶポイントを解説します。
「じゃばら」タイプがおすすめ
御朱印帳には本のように片側をとじてあるタイプと、蛇腹(じゃばら)折になっているタイプ、書き置き御朱印用のファイルタイプがあります。
本のようなタイプはページによってはしっかりと開かないため、御朱印を書きにくく、見開き御朱印が欲しいときにも不向きです。一方の蛇腹タイプはどのページも平らに開くので、見開き御朱印でも問題なく書いてもらえます。
全部のページが御朱印で埋まったあと、屏風のように開いて飾れるのもうれしいポイント。
書き置き御朱印ファイルは、直接書いてもらうのではなく、あらかじめ紙に書いてある御朱印の保管に便利です。ただ、寺社によっては書き置きがなかったり、たまには直接書いて欲しいなと思ったりすることもあります。
このため1冊選ぶとすれば、直接書きにも書き置きにも対応しやすい蛇腹タイプがもっともおすすめです。
サイズは大判(12×18)で
御朱印帳のサイズは主に以下の2種類です。
- 横11cm×縦16cm
- 横12cm×縦18cm
他には縦長や見開きサイズなどがありますが、基本的には上記のどちらかで対応できます。ただ、神社やお寺によって、御朱印のサイズが微妙に違うのが悩ましいところです。
直接書いてもらうならどちらでも問題ありませんが、書き置きをいただいて後で貼る場合、小さい御朱印帳だとはみだしてしまう可能性もあります。
このため、特別な理由がなければ「横12cm×縦18cm」の大判サイズを選んでおけば間違いないでしょう。
大判サイズなら書き置きタイプをほぼはみださずに貼れるので、安心ですよ。
紙質や表紙のデザイン、ページ数もチェック
御朱印を直接書いてもらう場合、中の紙の質によっては墨が裏側まで染みてしまうこともあります。滲みや裏移りが多いと残念ですから、ネットで買う場合、値段が安すぎるものは避けるのがおすすめです。
表紙のデザインは、好みで選んでOKです。金色の文字が入ったもの、かわいい動物柄のものなど、目移りするくらい種類があるので、お気に入りをじっくりと探しましょう。
ページ数は蛇腹タイプで片面24ページ程度が一般的です。寺社を訪れる頻度にもよりますが、もっと厚いものや薄いものもあるので、こちらも好みで決めましょう。
御朱印帳はどこで買うべき?
御朱印帳の購入場所は主に「神社仏閣」「ネット通販」「書店や文房具店」の三つあり、どこで買っても構いません。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
神社仏閣
寺社で授与している御朱印帳はほとんどの場合、ネットや書店には流通していないため、「行った人だけが買える」特別感が味わえます。御朱印デビューに、初めて訪れた場所の御朱印帳を買うのも悪くありません。
すでに行き先が決まっている人は、一度公式サイトでどんな御朱印帳があるのかをチェックしてみましょう。
もし御朱印帳を売っていなかったり、デザインが気に入らなかったりする場合は、ネットで買って持って行けばOKです。
ワタクシは大好きな織田信長を祭った「建勲神社」で、期間限定デザインの御朱印帳をGet!うれしかったな。
ネット通販
楽天市場やAmazonなどのネット通販サイトでは、実にさまざまな御朱印帳が見つかります。デザインが豊富なうえに、サイズやページ数なども明記されているので、お気に入りを見つけやすいでしょう。
ただし表紙や中紙の質感、色合いなどが画像と実物で異なるケースもあります。返品交換も面倒なため、説明や口コミをよく読んで慎重に選びましょう。
書店・文具店など
ネット通販では、実物を手に取って品定めができません。寺社で購入する時も、あれこれ迷っていては後の人の迷惑になってしまうので、避けたいところです。
その点、書店や文房具店なら、手に取ってじっくり選べるので後悔しにくいでしょう。ただしそこまで種類がないため、気に入った1冊が見つからないこともあります。
御朱印帳とはこんな感じなのかと雰囲気をつかみ、後はネットで探すのがよい方法かも
ネットで買う大判・蛇腹の定番御朱印帳
選び方で解説したとおり、初めての1冊は蛇腹の大判サイズが使いやすくておすすめです。ネットで買える定番の御朱印帳を紹介します。
鳥獣戯画の御朱印帳
国宝「鳥獣戯画」のワンシーンをデザインした御朱印帳です。御朱印帳の文字入りと無地のシールが1枚ずつ入っています。
生地のカット面によって絵柄が変わるので、どの柄が届くのかはそれこそ神仏にお任せしましょう。
なお、鳥獣戯画の本家「高山寺」ではネットショップを出店しており、そこでもオリジナル御朱印帳を購入できます。
高山寺限定 朱印帖 〈国宝 鳥獣人物戯画〉 もえぎ色 | 高山寺公式ショップ | 京ものさんぽ
シックであでやか 和柄御朱印帳
京都や鎌倉のように、和服が似合う街に持って行きたい「ちりめん」の御朱印帳です。ビニールカバーが付いているので、繊細な生地も傷めずに持ち歩けます。
赤や紫など、カラーバリエーションも豊富。
表紙が木の御朱印帳
こちらの御朱印帳は、表紙に木材を使用した素朴な風合いが魅力。丈夫なので持ち歩いても傷みにくく、他の参拝者との差別化もできます。
同じブランドでさまざまな絵柄が出ているので、探してみてもよいでしょう。
飽きのこない無地タイプ
華やかな柄の御朱印帳が多い中、表紙が無地の御朱印帳は飽きにくく、かえって目立つかもしれません。
肌触りのよい麻の表紙は汗をかきやすい、暑い時期にもおすすめです。勝手に開いてしまわないよう、ベルトが付いているのもうれしいポイント。
御城印にもお似合い 戦国大名家紋御朱印帳
御城印は、お城を訪れるといただける記念の証です。神社仏閣巡りと同様、お城巡りも根強い人気があり、近年は御城印集めも密かなブームに。
御城印帳なるものもありますが、御朱印帳に貼っても特に問題はありません。実際、お城のある場所には神社仏閣も多いので、一遍に巡る人も少なくないでしょう。
わたくしも京都観光の合間に彦根城や安土城、姫路城などを回り、御城印をいただきました
どちらかといえばお城巡りがメインの人は、こちらのような戦国時代の香りがする御朱印帳もおすすめですよ。
機能的な御朱印帳
続いて書き置き御朱印や御城印を集めたい人に便利な、機能的な御朱印帳を二つ紹介します。
2wayタイプの御朱印帳
こちらは直書き・書き置き両方に対応した御朱印帳です。表面は一般的な御朱印帳と同じ白紙で、裏面に書き置き御朱印をセットできるようになっています。
大判タイプより大きく作られており、書き置き御朱印のサイズを気にしなくても大丈夫。風神雷神のデザインもかっこよく、テンションが上がりそうです。
書き置き専用の御朱印帳
書き置き御朱印紙の四隅を台紙に差しこむだけで、きれいに保管できる御朱印帳です。 糊付けしないので自由に入れ替えでき、見開き御朱印の保管も楽です。
表紙裏に拝観券などを収納できるポケットがあるほか、ゴムバンドで留めておけるので観光がスムーズに。ただし直書きはできないので注意しましょう。
御朱印帳ケースもチェック
御朱印帳は基本的に寺社に持って行くものなので、そのままバッグの中に入れておくと汚れや傷みが気になります。お気に入りの御朱印帳を美しく保てるように、持ち運び用のケースも用意しておくとよいでしょう。
ファスナーポーチ
御朱印帳の雰囲気を壊さずに持ち歩ける、かわいいポーチです。L字ファスナーで大きく開き、出し入れも簡単です。
拝観チケットやパンフレットも一緒に入れられるので、バッグの中がごちゃごちゃにならずに済むでしょう。
がま口タイプ
御朱印帳を2冊入れても余裕な、がまぐちポーチです。ページが残り少なく、途中で新しい御朱印帳を買いたいときや、御朱印と御城印を分けたいとき、夫婦でそれぞれ御朱印を集めるときなどに便利です。
手提げ用のヒモも付いているので、普段はハンドバッグとして使っても◎!
レザータイプ
まるで高級なブックカバーのような、本革製の御朱印帳カバーです。大判御朱印帳に対応しています。
シンプルで長く使える製品が好きな人に。
御朱印帳はネットで買うのもアリ。お気に入りの一冊をみつけて
御朱印帳の選び方とおすすめ商品を紹介しました。御朱印をいただくときは「参拝した後に」「小銭を用意する」など、いくつかのマナーがあります。
ただし御朱印帳には特にルールがないので、好きなものを持参してOKです。ネット通販や寺社の公式サイトを巡りながら、お気に入りの一冊を手に入れて寺社巡りを楽しみましょう。