ビール カロリーが気になる。代わりになる低カロリードリンクとは
ビールはカロリーや糖質が意外に高く、太る可能性があるので飲み過ぎは禁物です。どうしてもあのさわやかな喉越しが忘れられず、ついつい缶を開けてしまうら、1本でもいいのでビールを他のドリンクに置き換えるのがおすすめです。カロリーが低いものや健康的な飲み物など、ビールの代わりになる飲み物を紹介します。
ビールのカロリーや糖質はどのくらい?
ビールを飲むと、どのくらいカロリーを摂取することになるのでしょうか。飲み過ぎを防ぐためにも、まずはビールのカロリーや糖質、その他の太る要因について見ていきましょう。
350ml缶ビール1本はほぼ食パン1枚と同じ
缶ビールのカロリーは「成分表示」の欄に明記されています。例えば「キリン一番搾り生ビール」の成分表示には、「100ml当たり40kcal」と書いてあります。
こちらは350ml缶ですから、1缶当たりのカロリーを計算すると140kcalです。ちなみに6枚切りの食パン1枚は、156kcalです。
缶ビールをぐぐっと1本飲んだだけで、パンを1枚食べたのとほぼ同じカロリーを摂取することになります。1日1本くらいならまだしも、何本も飲む人は注意が必要です。
糖質は砂糖大さじ1杯分
ビールはカロリーが高いだけでなく、糖質もたくさん含まれています。同じく「キリン一番搾り生ビール」の成分表示で糖質の項目を見ると、「100ml当たり2.6g」とあります。
350mlで計算すると9.1gで、砂糖大さじ1杯(9g)、牛乳コップ1杯(200ml)とほぼ同じ糖質量です。
何本も飲めば、太ることは容易に想像できますね。
おつまみも無視できない
ビールにはおいしい「おつまみ」が欠かせません。しかもビールには、唐揚げやフライドポテトなどの、味が濃くて脂っこいおつまみがよく合います。
さらに炭酸が胃を刺激して食欲を増進させるため、ついつい食べ過ぎてしまいます。おつまみナシでビールを飲む人はほとんどいませんから、結果的にビールを飲むと太りやすくなるのです。
ビール太り解消のポイント
1日の疲れを癒すためには欠かせない、おいしいビール。しかしビールのせいで太ってしまうのは、やはり避けたいですね。
カロリーを抑えつつ好きなビールを楽しむためにも、家で飲むときは以下の2点を意識しましょう。
- おつまみのカロリーを抑える
- ビールをほかのドリンクに置き換える
おつまみをカロリーダウン
「おつまみの食べ過ぎ」を防げば、太る心配が少なくなります。
この機会に野菜中心のヘルシーなおつまみレシピを工夫してみましょう。
また、お肉やジャガイモなども油で揚げずにセイロで蒸すなどすれば、相当カロリーダウンできます。
ビールを炭酸水などに置き換えて
1日に飲むビールの一部をほかのドリンクに置き換え、飲む量を減らすのも効果的です。
1杯でも多く、ビールよりも低カロリー・低糖質な飲み物を取り入れれば、1日の摂取カロリーを減らせます。
必要以上に「我慢」するのは良くないので、おいしくて毎日飲めそうなものを探していきましょう。
ビールの置き換えにおすすめの健康的な飲み物
ビールをほかのドリンクに置き換えるとしたら、やはりノンアルコールビールが候補にあがります。ノンアルコールビールには低カロリーな商品が多く、スタイルを気にする女性にも人気です。
しかしすでに試しているという人も多いでしょうから、ここではあえて、ノンアルコールビール以外のドリンクを紹介します。
限りなくビールに近い味と見た目「ホッピー」
「ホッピー」は麦芽とホップで作られる清涼飲料水です。麦芽とホップといえば、ビールですね?
実はホッピーは、原料も製造工程もビールと全く同じです。味はもちろん、ジョッキに注いでみると、見た目までそっくりなのが分かります。
ただしアルコール度数は約0.8%と低く、清涼飲料水に分類されています。
ホッピーはカロリーが100mlあたり約10kcalと、なんとビールの1/4という低さです。糖質も100mlあたり1.7gと少なく、プリン体もゼロなので、ビールの置き換えドリンクとして最適なのです。
居酒屋では焼酎の割り材として人気ですが、焼酎を入れるとカロリーが高くなってしまいます。
家で飲むときはそのままや、レモンなどの果汁を入れて飲むのがおすすめです。
大人のジンジャーエールSlim
ビールの代わりになる炭酸飲料として、根強い人気を持つジンジャーエール。コーラなどの炭酸飲料に比べて甘さが控えめで、ピリリとした刺激を味わえます。
カロリーもビールに比べて低めですが、砂糖が入っているため、糖質が気になる人は注意しましょう。
「大人のジンジャーエールSlim」は、家庭の炭酸水で割るだけでおいしいジンジャーエールができるシロップです。一般的なジンジャーエールより甘さと糖質を抑えているため、ビールのカロリーが気になる方に大変おすすめです。
きび酢の炭酸割り
「きび酢」は、さとうきびの絞り汁からできるお酢です。塩分が少なく、ミネラル分やポリフェノールが豊富な健康食品として注目されています。
一般的なお酢に比べて甘みがあり、飲みやすいのが特徴です。炭酸で割り、ハチミツやレモンなどを添えて飲むとおいしいですよ。
炭酸水メーカーがあれば置き換えが楽
ビールの置き換えには、ソーダストリームのような「炭酸水メーカー」があると大変便利です。
きび酢やジンジャーエールのほかにも、好みのフルーツ酢や黒酢、果汁シロップなどを割って、いつでもすっきりとした喉越しを楽しめます。
ペットボトルの炭酸水を買うよりも経済的で、ゴミも減らせますよ。
代わりになるドリンクでビールの飲み過ぎを防ごう
カロリーや糖質が高く、おつまみも食べ過ぎてしまうビール。太りやすい年頃の主婦には、大変キケンな飲み物といえます。
家ではおつまみの素材に気を使いつつ、置き換えドリンクを取り入れてカロリーを抑えましょう。1日1本を置き換えるだけでも、摂取カロリーはずいぶん変わってきます。
普段から注意していれば、たまに思い切りビールを飲んでも、影響は少ないはず。無理に我慢せず、メリハリをつけて楽しんでくださいね。