お金の節約やゴミの減量のために、お茶や水などの飲み物を水筒に入れて持ち歩く光景はすっかりおなじみになっています。
コーヒーも同じように水筒で持ち歩けば、毎日の支出を減らせます。
しかしコーヒーは酸化しやすく、水筒に入れるとおいしく飲めないことも。
このためコーヒーだけは外で買っているという方も多いのではないでしょうか。
おいしいコーヒーが飲みたいけどお金は節約したい。
そんなあなたのために、おいしいまま持ち歩けるコーヒー専用水筒を紹介します。
水筒持ち歩きでどのくらいコーヒー代を節約できる?
あなたは外出先で、普段どのくらいコーヒーを買いますか?
オフィスにコーヒーサーバーがあり自由に飲める場合はともかく、そうでない場合は自動販売機やコンビニで買ってこなければなりません。
ランチの後にカフェに寄るのが日課になっているという人もいるでしょう。
1回のコーヒー代は高くても数百円ですから、それほど気にならないかもしれませんね。
しかし毎日買っているとしたら、どうでしょうか。
まずは外出時のコーヒー代を減らすことで、1年でどのくらい節約できるのかを見ていきましょう。
年間のコーヒー代節約で旅行に行ける?
1日1回、1年間コーヒーを買った場合の支出は以下の通りです。
購入場所 | 1杯の値段(税込) | 年間の支出金額(税込) |
セブンカフェ | 100円 | 3万6000円 |
自動販売機 | 120円 | 4万3200円 |
スターバックス(ドリップコーヒーShort) | 319円 | 11万4840円 |
毎日買わない人や、1日に2回以上買う人もいますから、金額は人によって変わってきます。
しかし安く抑えているつもりでも、1年間で数万円はコーヒーに支出していることが分かります。
3万6000円あったら、温泉旅行くらいは行けそうですね。
コーヒーを水筒に入れて持ち歩いたら?
では、家で淹れたコーヒーを水筒に入れて持って行くとどうなるでしょうか。コーヒーの形態別に見てみましょう。
形態 | 1杯当たりのおおよその値段 | 年間の支出金額 |
コーヒー豆、コーヒー粉 | 10円 | 3600円 |
ドリップパック | 25円 | 9000円 |
こちらも豆の種類によって変わってくるとはいえ、外でコーヒーを買うよりは圧倒的に安く済みます。
お金を節約するためにコーヒーを持ち歩くのは、とても合理的といえるでしょう。
※価格はこちらの記事で紹介した商品を参考にしています。
コーヒー代節約だけじゃない、水筒持ち歩きのメリット
コーヒーを水筒で持ち歩くことには、節約の他にもさまざまなメリットがあります。具体的に見ていきましょう。
コーヒーを水筒で持ち歩くメリット
コーヒーを買わずに水筒で持ち歩くと、以下のようなメリットがあります。
・適温で飲める
・ゴミを減らせる
水筒を持ち歩いていれば、わざわざコンビニやカフェに行かなくても好きな時にコーヒーを飲めます。
また、お店や自動販売機のコーヒーは時間が経つとぬるくなってしまいますが、水筒ならホットもアイスも適温をキープすることが可能です。
持ち帰り用の容器がゴミになることもなく、環境に優しいのも水筒のメリットです。
デメリットもチェック
コーヒーを水筒で持ち歩くことには、当然デメリットもあります。
・荷物になる
・コーヒーの味が落ちる
水筒は使い捨て容器ではないため、持ち帰って洗わなくてはなりません。重くかさばる水筒を毎日持ち歩くのが、面倒に感じることもあるでしょう。
また、コーヒーは酸化しやすく、淹れてから時間が経つと急に味が落ちてしまいます。
お茶や水のような感覚でいると、飲んだ時にまずくてびっくりすることも。
このためコーヒーのおいしさを保てるように工夫された、専用の水筒を使う必要があります。
コーヒー代の節約に最適な水筒を探そう
コーヒーをおいしいまま持ち歩ける、節約に最適な水筒の条件を見ていきましょう。
コーヒーのニオイがつきにくい
一般的な水筒は内側がステンレスで、フタにはシリコンやゴムのパッキンが多く使われています。
このためコーヒーのニオイがつきやすく、一度ついたニオイは洗ってもとれません。
他の飲み物を入れられなくなるのはもちろんですが、次にコーヒーを飲むときに古いニオイが気になることもあります。
コーヒー用の水筒は、ニオイがつきにくいように、内側がテフロン加工やガラスになっているものが人気です。
コーヒーが酸化しにくい
コーヒーは淹れた瞬間から酸化が進み、風味が落ちる飲み物です。
特にホットコーヒーは、一度冷めてしまうと温め直しても元のおいしさには戻りません。
酸化の原因は空気に触れることと、温度が変化することです。
したがって密閉度が高く保温力があることが、コーヒーをおいしく保つ水筒の条件です。
水筒のコーヒーをおいしくするコツ
ホットコーヒーは淹れてから水筒に移し替えるだけでも、空気に触れて酸化し温度もぬるくなってしまいます。
水筒をあらかじめ温めておき、口にドリッパーをセットして直接お湯を注ぐと、温度が下がらずおいしさを保ちやすくなります。
味の低下がどうしても気になる場合は、アイスコーヒーを持ち歩くのがおすすめです。
アイスコーヒーはホットコーヒーに比べて酸化の速度がゆるやかで、水筒に入れてもそれほどまずくなりません。
前の日に作って冷蔵庫に入れて置けば、朝水筒に注ぐだけと手軽なのもポイントです。
衛生的・洗いやすい
コーヒーに限らず、水筒に飲み物を入れて持ち歩く際は衛生面にも注意が必要です。
特に直に口をつけて飲むスタイルの水筒では、雑菌が繁殖して飲み物の味が落ち、最悪の場合お腹をこわしてしまうこともあります。
消毒や洗浄がしやすいもの、飲み残しがないように適切な容量のものを選ぶようにしましょう。
砂糖やミルクを使う人はコップ付きがおすすめ
コーヒーには必ずミルクや砂糖を入れるという人は、別途持参して、飲む直前に入れてください。
乳製品は傷みやすく、砂糖は雑菌のエサとなります。朝、コーヒーと一緒に水筒の中に入れるのは、絶対にやめましょう。
コップ付きの水筒なら、水筒に直接砂糖やミルクを入れずに済みます。
コーヒー代の節約におすすめの1人用水筒
コーヒー代の節約に貢献してくれる、1人用の水筒を紹介します。オフィスはもちろん、ドライブやアウトドアでも使えますよ。
大人気!ホットコーヒーがずっとおいしい カフア コーヒーボトル
「コーヒーボトル」とある通り、コーヒーをおいしく持ち歩くことを想定して作られた水筒です。
水筒の内側にテフロン加工が施され、汚れが落ちやすくニオイ移りもしにくくなっています。
また、真空2層構造でコーヒーの温度が下がらないので、時間がたってもホットコーヒーが酸化せずおいしいままです。
フタを開けるといつでも、コーヒー本来の味と香りが楽しめます。口径が大きく氷を入れやすいため、アイスコーヒーにも便利です。
紹介した420mlサイズの他に、200mlサイズもあります。
ドライブのお供に スタンレー クラシックワンハンド真空マグ2
片手でフタを開閉できるワンタッチタイプの水筒です。
ドライブ中や、オフィスでパソコンを操作しながら、簡単にコーヒーが飲めます。
ドリンクホルダーやバッグに入りやすいスリムなボディと、アウトドアテイストなデザインも魅力。
フタやパッキンの取り外しが簡単で、洗いやすいのもポイントです。
350mlと470mlの2サイズ展開です。
たっぷり入るマグカップタイプ スタンレー クラシック真空キャンプマグ
「やっぱりコーヒーはマグカップで飲みたい」という人におすすめの、マグカップタイプの水筒です。
真空構造で氷をたくさん入れても表面が結露せず、密閉性も高いのでバッグに入れて荷物が濡れてしまう心配もありません。
「大きいし取っ手が邪魔でバッグに入らない!」というときは、カラビナでぶら下げられますよ。
食器洗浄機が使えるのも密かなプラスポイントですね。
コーヒー代の節約におすすめのコップ付き水筒
最後に砂糖やミルクを入れたい人や、数人で飲みたい人におすすめのコップ付き水筒を紹介します。
内側がガラスの魔法瓶タイプ ヘリオス エレガンス
ドイツの魔法瓶メーカー、ヘリオス社のコップ付き水筒 です。
内側がガラスになっていて、コーヒーのニオイが付きにくいのが特徴です。
上フタがマグカップ代わりになり、注いで砂糖やミルクを入れて飲めます。
250ml、500ml、750mlの3サイズ展開です。大きなタイプはピクニックにもお似合いです。
大人数で使えるスタンレー クラシック真空ボトル
アウトドアシーンで愛されるスタンレーの水筒は、見た目のカッコよさと長時間保温・保冷できるタフさが魅力です。
こちらの真空ボトルには1リットルや1.9リットルの大容量タイプもあり、数人分のコーヒーを持ち歩けます。
折りたたみ式のハンドルのおかげで大きい割に注ぎやすく、長時間のオフィスワークにも最適です。
おしゃれな水筒でコーヒー代を節約しよう
コーヒーを外で買うと年間数万円はかかりますが、家で水筒に入れて持って歩けば数千円程度で済みます。
コーヒー専用に作られた水筒なら、おいしいまま運べる上に見た目もおしゃれです。
お気に入りの水筒を用意して、節約しながらおいしいコーヒーを楽しんでくださいね。
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