ボディソープと石けん、どっちがいい?肌がカサカサするときの選び方

お風呂上がりに肌がつっぱったり、かゆくなったりすると、毎日使っているボディソープが合っていないのかもしれないと感じる人も多いでしょう。
とはいえ、売り場にはさまざまな商品が並んでいて、「ボディソープと石けん、どっちがいいの?」「肌にやさしいのはどっち?」と迷ってしまいがちです。
ボディソープと石けんの違いを分かりやすく整理し、肌に優しいと評判の商品を紹介します。
ボディソープと石けんは何が違う?

「ボディソープと石けんの違い」と聞くと、液体か固形かという見た目の違いを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実際に肌への影響を左右するのは、形状ではなく洗浄成分の違いです。
一般的なボディソープの多くは、合成界面活性剤を含んでいます。泡立ちがよく、皮脂や汚れをしっかり落とせる反面、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあり、乾燥やかゆみにつながるケースもあります。
一方、石けんは天然油脂から作られ、合成界面活性剤を含みません。洗浄力はありますが、洗い流したあとに肌に残りにくく、洗いすぎになりにくいのが特徴です。固形の他に、液体の石けんも多く販売されています。
なお、ボディソープの中にも合成界面活性剤を含まない、天然成分のみを使った製品があります。同じ洗浄料でも、形状や成分によって大きく以下の4つに分けられると考えてよいでしょう。
- ボディソープ(合成成分メイン)
- ボディソープ(天然由来成分メイン)
- 固形石けん
- 液体石けん
ボディソープのメリット・デメリット

ボディソープは、今や多くの家庭で当たり前の存在です。ポンプを押すだけで泡が出てきて、子どもでも使いやすく、忙しい毎日の中では非常に助かります。
泡立ちが良く、香りのバリエーションも豊富なため、「お風呂時間を楽しみたい」という点では優秀なアイテムです。夫や子どもが抵抗なく使ってくれるという意味でも、家族向きといえるでしょう。
ただし、注意したいのは洗浄力です。合成界面活性剤は汚れを落とす力が強く、毎日使っているうちに、肌を守る皮脂まで奪ってしまうことがあります。その結果、お風呂上がりにすぐ保湿しないとつっぱる、かゆみが出るといったトラブルにつながりやすくなります。
また天然由来成分を使用した製ボディソープは肌に優しい反面、合成洗剤に比べて価格が高くなりがちです。店でもあまり見かけないため、日常的に使用するには、ハードルが高いかもしれません。
石けんのメリット・デメリット

石けんは成分がシンプルで、余計な添加物が少ないのが特徴です。洗浄後に肌に残りにくく、必要なうるおいを保ちやすい傾向があります。
実際に「石けんに変えたら肌トラブルが減って楽になった」と感じる人も多いようです。余計な成分が入っていないため生分解性が高く、環境に優しい側面も注目されています。
ただし固形石けんは使っているうちに溶けてヌルヌルしたり、泡立てに時間がかかったりする点がデメリットとして挙げられます。水切れのよい石けん置きを買うなど、使用にあたり工夫が必要となるでしょう。
固形石けんが面倒な人には液体石けんがおすすめですが、こちらもあまり店舗に置いていないので、わざわざ探す必要があります。
肌に優しくて使いやすいおすすめ石けん・ボディソープ6選

スーパーやドラッグストアには、合成原料のボディソープはたくさん並んでいても、石けんや天然由来のボディソープは少ししか置いていないのが実情です。
石けんを使ってみたくても、欲しいものがなくて諦めてしまう人もいるかもしれません。ネットで気軽に買える、おすすめの石けんや天然原料のボディソープを紹介します。
ecostore(エコストア) ボディウォッシュ
ニュージーランド発のサスティナブルブランド「ecostore」のボディソープです。厳選された植物・ミネラル由来の成分を使用し、肌を優しく洗い上げます。
パッケージにもサトウキビやリサイクルプラスチックを使用しており、環境への配慮も十分です。
ポンプ式ボトルなので扱いも簡単で、「いきなり固形石けんはハードルが高い」という人も、選びやすいでしょう。
エコストアでは洗濯洗剤から歯磨き粉まで、さまざまなサスティナブル製品を販売しています。公式ストアではお得なセール品が見つかることも。気になる人はチェックしてみましょう。
uruas オールインワンソープ
99%天然由来原料を使用した、赤ちゃんにも安心して使えるシャンプーです。1本で頭・顔・体全てを洗えます。
泡で出るタイプなので手間がかからず、赤ちゃんの全身をサッと洗えるのも魅力。
天然精油(オレンジとラベンダー)の、ほのかな香りも楽しめます。
製品特長やよくある質問は公式サイトでチェックしましょう!
ドクターブロナー マジックソープ
オーガニック植物原料だけを使った、100%天然由来成分の液体石けんです。体だけでなく、メイク落としや洗顔、水で薄めれば掃除や洗濯などにも使えます。
サイズや香りのバリエーションが豊富で、好みに合わせて選べる点も魅力です。
小さな子どもや赤ちゃん、香りが苦手な人向けの無香料タイプもあります。
NEAL'S YARD REMEDIES ワイルドローズソープ
ニールズヤードレメディーズの石けんがあれば、天然エッセンシャルオイルの華やかな香りに包まれる、ぜいたくなひとときを楽しめます。
ローズヒップオイルを配合しており、乾燥しがちな肌を優しく洗い上げます。固めの作りで溶けにくく、最後までしっかり使い切れるのもポイントです。
ドクターブロナー マジックソープバー
フェアトレードのオーガニック植物を使用して作る天然成分100%の石けんです。
クリーミーに泡立ち、しっとりとした洗い上りになるので、顔も安心して洗えます。
サイズが大きめで、毎日使っても長持ち。環境に優しい紙パッケージで、ごみが少なくて済むのも◎です。
アレッポの石鹸
オリーブオイル99%とローレルオイル1%のみで作られた伝統的な石けんです。顔・髪・身体に使用でき、2度洗いすればメイクも落とせます。
職人が手作りしているので、1つ1つ微妙に形が違うのも、味わい深く感じられます。
ただし石けんを固くする成分が入っていないため柔らかく、湿気の多い場所に放置すると溶けやすくなります。使用後は水気をよく切って、風通しの良い場所で保管しましょう。
石けん生活が楽しくなるアイテム

使いやすい石けん置きや、泡立てネットなどがあると、固形石けんがより使いやすくなります。浴室におすすめの石けん用品を紹介します。
IKKEI 石鹸ケース
旅行やスポーツジムのシャワールーム、スーパー銭湯などにお気に入りの石けんを持参したい人におすすめの、石けんポーチです。
ぬれたままの石けんを放り込んでおけば自然に乾いてくれるので、次に使うときも快適です。
山崎実業(Yamazaki) マグネット バスルーム ソープトレー
マグネットで浴室の壁にくっつけて使う石けん置きです。
2段になっているので、違う石けんを2個置いたり、ボディソープと石けんを併用したりできます。
小物をつり下げるフック付きで、泡立てネットや軽石などの収納にも便利です。
石鹸置き アヒル
アヒルの形がかわいい石けん置きです。
中にたまった水がくちばしの穴から流れるので、衛生的に使えます。
陶器なので、落として割らないように注意して使いましょう。
石鹸専門店 洗顔ネット 6層構造
石けんはしっかりと泡立てて使うものですが、毎回手で泡立てるのも、骨が折れます。そんなときに便利なのが泡立てネットです。
こちらのネットは6層構造できめ細かく濃密な泡ができ、耐久性にも優れています。
ふわっふわの泡で、お肌を優しく洗いましょう。
肌に優しい成分で洗おう
肌のカサカサやかゆみが気になり始めたら、毎日使う洗浄料そのものを見直すことで、大きな改善につながる可能性があります。まずは、成分がシンプルで肌にやさしいとされる石けんや液体石けんを一つ試してみましょう。

