アロマディフューザーにはさまざまな種類があり、何を買えばいいのか迷いがちです。部屋の大きさや置く場所によっては、思うような効果が得られないこともあります。
お気に入りのディフューザー選ぶポイントと、おすすめアイテムを紹介します。
アロマディフューザーの種類と特徴
一口にアロマディフューザーと言っても、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
狭い空間に適した気化式
「気化式」は、アロマオイルを自然に蒸発させるタイプのディフューザーです。気化式にもいくつかの種類があります。
- リード式:竹やラタン製のスティック(リード)がボトル内のオイルを吸い上げる
- 送風式:精油を浸み込ませたフィルターにファンで空気を送る
- ストーン式:素焼きの石に精油をたらす
リード式やストーン式は水や電気が不要で、置きっぱなしにできるのがメリットです。
香りが拡散する範囲が狭いので、トイレや玄関などに適しています。
送風式は、リード式やストーン式に比べると、遠くまで香りが届きます。
電源が必要ですが、USBケーブルや電池で使うタイプが多く、車の中やホテル、職場のデスクの上などに向いています。
簡単でおしゃれな超音波式
「超音波式」は、精油をたらした水を、超音波でミスト状にして香りを広げます。
超音波加湿器と同じ原理ですから、多少は加湿効果もあります。
タンク内の水に精油を入れてスイッチを入れるだけと、使い方も簡単です。
タイマー付きのものや、音楽が流れるものなど機能的な商品が多く、デザインも豊富なのでインテリアアイテムとしても楽しめます。
ただし水を使うため、タンクにカビや雑菌が繁殖しやすく、こまめなお手入れが必要です。
寝室や子ども部屋では運転音が気になるかもしれません。
日中リビングで使って、寝る前に洗っておくといった使い方がおすすめです。
参考 アロマディフューザーと加湿器の違いとは 併用する方法とおすすめ商品を紹介静かでゆっくりな加熱式
「加熱式」は、お皿に水を張って精油を数滴たらし、下からロウソクの火や電気であたためて使います。
超音波式と異なり、加熱により除菌された水蒸気が拡散するので衛生的で、運転音も気になりません。
ただし香りの拡散力は弱めです。広いリビングなどでは、物足りなさを感じるでしょう。
また、熱くなるため、子どもやペットがやけどしないように注意する必要があります。
拡散力の強いネブライザー式
「ネブライザー式」は、水も熱も使いません。空気の振動で精油を微粒子に変え、霧状にして香りを拡散します。
水を使わないので衛生的で、精油が持つ本来の香りを楽しめるのが特徴です。
他のタイプに比べて拡散力が強いため、リビングの広い家や、吹き抜けになっている建物などに向いています。
ただし精油をたくさん消費するので、毎日使うのはもったいないかもしれません。
アロマディフューザー選びのポイント
このため、やみくもに選んでしまうと後悔する可能性も。
あなたにぴったりのディフューザーを選ぶポイントを解説します。
デザインに気を配る
アロマディフューザーは室内に置いて使うものです。しかも香りを拡散させるためには、ある程度目に付く場所に置く必要があります。
リビングや寝室など、置きたい部屋のインテリアに馴染むデザインを選びましょう。
お気に入りのデザインなら、使うのが楽しくなりますよ。
使う場所に合わせて選ぶ
買い物の前に、アロマディフューザーをどこで使いたいのかをハッキリさせておきましょう。
例えば広いリビングに気化式のディフューザーを置いても、あまり効果を感じられません。逆に狭い部屋に、大きな超音波式は不向きです。
置く場所の広さや、香りを楽しむ時間帯などをイメージしながら選んでいくと、ちょうど良い商品がみつかります。
車や旅先で使えるポータブルタイプも
最近では、USB電源や電池で動くポータブルディフューザーも人気です。
また、小さなアロマストーンなら、電源不要でどこにでも持ち歩けます。
車を運転するときや出張でホテルに泊まるときなど、移動先でも好きな香りを楽しめるので、一つ持っておくと重宝しますよ。
参考 アロマストーンの使い方を覚えよう。お手入れ方法や無印のおすすめ商品もお手入れのしやすさもチェックして
アロマディフューザーが汚れていると、見た目が悪いばかりか衛生面も心配になります。
買う前に、お手入れが簡単かどうかも必ずチェックしましょう。
ホコリを拭き取りやすいもの、水を使う場合はタンクや皿が洗いやすいものがおすすめです。
参考 お手入れ不要なアロマディフューザー。水なしで使えるおすすめをタイプ別に紹介気化式のアロマディフューザーおすすめ
電源不要で、好きな場所で楽しめる気化式のアロマディフューザーを紹介します。インテリア性や携帯性にも注目して選んでみましょう。
旅行や出張に デイリーディライト アロマストーン 1個&オイル 10mlセット
こちらは持ち歩きにも便利な、缶入りのアロマストーンと精油のセットです。
昼用・夜用・いつでも使えるタイプの3種類があります。
昼用の精油はローズマリーとレモンをブレンドし、スッキリと仕上げています。
仕事中のイライラも、これで解消できるかもしれませんね。
かわいいお花付き ココドール ローズフラワー リードディフューザー
プリザーブドフラワーが付いているリード式のディフューザーです。
リードスティックだけのものより、華やかな見た目を楽しめるので、玄関やオフィスの受付などに最適です。
フランスグラース地方産の「センティフォリアローズ」とムスクをブレンド。
上品で洗練された香りを約30日間楽しめます。
専用フレグランスオイルのレフィルもあるので、長く使えます。
超音波式のおすすめアロマディフューザー
超音波式ディフューザーは、香りを広く拡散したいときやタイマー機能を使いたいときに便利です。
リビングや寝室にぴったりのおしゃれなディフューザーを紹介します。
アロマオイルがセットに ラサーナ アロマディフューザー
シンプルながら、ライトやタイマー、自動電源OFF機能などが付いた安心して使えるディフューザーです。
てっぺんにはお花の形の吹き出し口があり、ライトを点けるとほんのり浮き上がって見えます。
人気のアロマオイル4種類と、ラサーナオリジナルのブレンドオイルがセットになっているので、アロマ初心者も安心です。
スイート・オレンジ
ラベンダー
イランイラン
ハピネス<ラサーナアロマ オリジナルブレンド>
Stadler Form Jasmine アロマディフューザー
スイスのブランド「Stadler Form(スタドラーフォーム)」社のスタイリッシュな超音波式ディフューザーです。
個性的な形をしていますが、機能はとてもシンプルで、操作ボタンが二つしかありません。あれこれ悩まず、すぐに使えますよ。
カラーバリエーションが6色と豊富で、インテリアに合わせやすいのも魅力です。
ちょっと変わったアロマディフューザー
最後にこだわりの機能やデザインが魅力の、変わり種アロマディフューザーを紹介します。
空気を除菌できる Ashleigh&Burwood フレグランスランプ
ロンドンのフレグランス専門メーカー「Ashleigh&Burwood(アシュレイ&バーウッド)」のフレグランスランプは、一般的なディフューザーとは違い、「触媒燃焼」システムを取り入れています。
「触媒燃焼」システムは、病院内の空気をキレイにするために使われたのが始まりです。
このため香りを楽しむだけでなく、空気中のバクテリアやカビ胞子を除去する効果を持っています。
ランプの大きさは2種類あり、Lサイズなら広めのリビングでも十分に香りが拡散します。
専用オイルの種類も豊富で、季節や気分に合わせて選べるのもポイントです。
ステンドグラスのような見た目も、とてもおしゃれですね。
和モダンな陶器製 ComSaf アロマポット
一見湯呑茶碗のようにも見える、陶器製の加熱式アロマディフューザーです。
キャンドルホルダーとアロマオイルポットが分かれていて、それぞれ別々に使えます。
同じデザインの2個セットなので、2種類の香りを交互に楽しんだり別の部屋に置いたりすることも可能です。
和風なデザインは、畳のお部屋にも似合います。
アロマディフューザーでおしゃれな暮らしを楽しんで
アロマディフューザーは種類が多いため、いきなり買いに行っても最適な商品を選ぶのは容易ではありません。
まずはタイプ別の特徴を知り、使う場所に合わせてデザインを選ぶのが失敗を防ぐコツです。
お気に入りのアロマディフューザーを見つけて嫌なニオイを撃退し、快適に過ごしてくださいね。