ピローミスト 寝香水 違いは?精油で手作りする方法も
ピローミストは枕にスプレーして使うアロマグッズの一つです。寝香水との違いや、好きな精油で手作りする方法などピローミストの特徴とおすすめ商品を紹介します。
ピローミストとは何のこと?
ピローミストを知っていても、効能や使い方を正しく知らない人も多いでしょう。寝香水との違いもあわせてピローミストの基本を解説します。
安眠をもたらす精油でできたスプレー
ピローミストは寝る前に枕や寝室のカーテンなどに吹きかける、ミスト状のアイテムを指します。
安眠効果の高い天然精油が数種類ブレンドされ、スプレーすると周囲がやさしい香りで包まれ、リラックスできます。
精油には香りを楽しむほかに自律神経に働きかける効能があり、イライラした気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。
防虫・抗菌・空気清浄作用がある精油を使えば、寝室の環境をよくする効果も期待できます。
ただ精油の香りには長時間の持続性がないため、翌朝まで香りが残ることはほとんどありません。
ピローミストと寝香水の違い
寝香水は、枕やリネン、パジャマ等に香水を振りかけて寝ることです。お気に入りの香りに包まれて安眠できるほか、翌朝もほのかな香りが残り、さりげないおしゃれを楽しめます。
ただし香水は持続性を高めるために、ほとんどが人工的に作りだした香料を使っているため、ピローミストのようなアロマテラピー効果は期待できません。
使い方と注意点
ピローミストも寝香水も、寝る前に好きな場所に付けるだけと、使い方は簡単です。枕だと香りが強過ぎると感じるなら、カーテンや布団カバーの足元側に付けてもよいでしょう。
ただし寝具の素材によってはシミになったり、傷んだりする可能性もあるので最初は目立たない場所で試すと安心です。
心配な人は使い古しのハンカチやハンドタオルに付けて、枕元に置いてもよいでしょう。
精油は刺激が強いため、赤ちゃんや妊婦さん・高齢者・ペットが寝る部屋では使えません。寝香水も、香りが苦手な人や動物がいるときは使用を控ましょう。
もし気分が悪くなったときは、すみやかに換気してくださいね。
日中でも使える
ピローミストは寝る時だけでなく、日中の気分転換にも使えます。クッションやソファ、カーテンにかけたり、空気中にスプレーしたりしてもOKです。
ファブリックミストの代わりになるので、1本持っておいて損はありません。
ピローミストのおすすめ
スプレーするだけで精油の効果を楽しめるピローミストは、忙しい人を中心に近年とても人気が高まっています。おすすめのピローミストをチェックしましょう。
&est(アンドエスト) スリーピーアロマミスト
IFA国際アロマセラピストの資格を持つ「aiko」氏が監修したピローミストです。3種類のラインアップがあり、好みに応じて選べます。
- フューチャードリーム:マンダリン・ユズ・ライムなど柑橘系の瑞々しい香り
- モーニングムーン:ヒノキ・サイプレスなどウッド系メインで森林浴気分
- サムシングブルー:フローラル系のゼラニウム・イランイランがベース
インテリアの邪魔をしない、シンプルなボトルも魅力的。1本50mlと小型なので、全部揃えても邪魔になりません。その日の気分で香りを変えたり、職場のロッカーに常備したりしてもよいでしょう。
購入は&estの公式サイトから。
生活の木 ネムリラ ピロースプレー
アロマ関連グッズのブランド「生活の木」のピローミストです。ラベンダー・シトラス・ローズの3種類から選べます。
誰にでも好かれやすい香りなので、夫婦や親子で共有しても◎。150mlの大容量タイプもあります。
市田商店 ぴろま
かわいいネーミングのピローミストは、枕やタオルケットなど良質な寝具も手がける市田商店が製造販売する本格派。
香りのラインアップも豊富で、京都産ヒノキや白檀など高級旅館気分が味わえるものもあります。
持ち運びしやすいスリムなパッケージは、出張や旅行、車中泊などでも活躍するでしょう。
ニールズヤード レメディーズ ピローミスト
オーガニック原料にこだわって作られた、ほんのりと優しく、かつ繊細に香るミストです。
ラベンダー・カモミール・ゼラニウムといったリラックスのお手本のようなブレンドで、安眠スイッチをそっと入れてくれます。
清潔感・高級感のあるブルーのボトルもポイントです。
フレーバーライフ アロマティック ピローミスト
睡眠改善インストラクターが監修したピローミストです。ラベンダー、スイートオレンジを始め9種類もの天然精油をブレンドしています。
エタノールフリーで、子ども部屋にも安心です。
フレーバーライフでは、ピローミストのほかにも入浴剤など安眠に有効なアイテムが揃います。良質な精油や手作り用品も豊富にあるので、詳しくは公式サイトをチェックしてみましょう。
ピローミストは手作りしても
ピローミストは材料と道具さえ揃えば簡単に手作りできます。好きな精油を使って試してみましょう。
ピローミスト作りにおすすめの精油
精油にもさまざまな種類があり、それぞれ効能が異なります。手作りピローミストに使うなら以下のように、価格が手頃で入手しやすく、リラックス効果の高いものを選ぶとよいでしょう。
- ラベンダー
- オレンジスイート
- ゼラニウム
- ヒノキ
- ゆず
いずれも無印良品でも買えるくらい、身近な香りです。
花粉症の季節や梅雨のジメジメが気になるときなどは、以下の記事を参考に選んでもよいでしょう。
ピローミストの作り方
まずはピローミスト作りに必要なアイテムを揃えましょう
- 好きな精油:1~3種類程度
- 精製水:45ml
- 無水エタノール:5ml
- 遮光性のある50mlスプレーボトル
- 計量容器
- かき混ぜる棒
手順は以下の通りです。
計量容器に5mlの無水エタノールを入れ、好きな精油を計5滴たらします。(例えばラベンダー3滴+スイートオレンジ2滴など)
精製水が無いときは、軟水のミネラルウォーターでも代用できます。
ボトルはガラスなどアルコールに対応したものを使いましょう。精油は光に当たると劣化するため遮光ビンがおすすめです。
使用前にはよく振って、早めに使い切るようにしましょう。
精油をブレンドするコツ
初めてピローミストを作る人は、まず1種類から始めると失敗がありません。とはいえ、精油は数種類をブレンドすることで香りに深みが増し、効能もふくらみます。
慣れてきたら、ぜひブレンドに挑戦してみましょう。こちらの記事で詳しく紹介しています。
ピローミスト 寝香水 違いを押さえて快眠を
ピローミストと寝香水の違いは、アロマテラピー効果の有無と、香りの持続時間です。良い香りに包まれて眠りたいなら、どちらを使ってもよいでしょう。
ただしピローミストは香水と違って天然植物が持つさまざまな効能があり、ルームスプレーやフレグランスミストとして家事にも使えます。自分で作ることも可能なので、香水に比べて手軽な点も主婦にはうれしいポイントです。
お気に入りのピローミストで、安眠環境をGETしましょう。