秋 アロマ おすすめはどんな香り? 季節の変わり目を乗り切るブレンドレシピも
秋は夏の疲れに寒暖差が重なり、体調を崩しやすい季節です。植物のパワーがぎゅっと詰まった天然精油を取り入れて、心と体をケアしてあげましょう。秋のアロアのおすすめとブレンドアイデア、楽しみ方を紹介します。
秋のアロマが役立つのはどんなとき?
天然精油には、心や体へのさまざまな効能が認められています。季節や体調に応じて香りを使い分けることで、1年中自然の恵みを身近に感じ、健やかに過ごせるでしょう。秋にアロマが役立つのは、どのようなシーンでしょうか。
精油は刺激が強いため、取扱いには注意が必要です。また妊婦さん、乳幼児、高齢者、ペットが近くにいるときは使用を控えましょう。
〇〇の秋を堪能したいとき
秋といえば食欲・読書・スポーツ・・・猛暑が過ぎ去り過ごしやすくなる秋は、さまざまな物事にチャレンジする意欲がわきます。
アロマで心身を整えて、日本の秋を堪能しましょう。シーン別におすすめしたいアロマの効能は以下の通りです。
- 食欲の秋:食欲増進、消化促進
- スポーツの秋:集中力UP、筋肉疲労の緩和
- 読書の秋:集中力UP、眼精疲労の緩和
季節の変わり目対策
30℃を超えたかと思えば、いきなり10℃台になるなど、秋は気温の変化が激しい季節です。
このようなときは、自律神経の働きが乱れて、冷えがひどくなったり、気分が落ち込んだりしがち。
セイタカアワダチソウやヨモギなど、花粉アレルギーを発症する人もいます。
アロマには、ホルモンバランスを整えたり、呼吸を楽にしたりする効能を持つ香りがたくさんあります。
「今日はちょっと調子が悪いな」と思ったときに、少し嗅いでみるだけでよいのでとても手軽ですよ。
秋におすすめのアロマの香り
秋はライトな香りよりも、少し濃厚で、落ち着いた香りが似合います。秋に揃えたいおすすめの精油を見ていきましょう。
ホーリーフ
クスノキ科の「ホウショウ」の葉から採るホーリーフは、くせのないフローラルウッディーな香りが特徴です。
ホーリーフに含まれる「リナロール」という成分は、ストレス解消や抗菌・抗ウィルス効果があるとされています。
気分が落ち込んだときはもちろん、風邪予防にも使えますよ。筋肉をほぐす働きもあるので、スポーツ後のマッサージにもおすすめです。
マジョラム
マジョラムは地中海沿岸が原産の、シソ科の多年草です。幸せをもたらすハーブとして、古くから薬草やお守り、新婚夫婦への贈り物などに活用されてきました。
ほんのりと甘く、ややスパイシーな香りは秋のリラックスタイムにぴったり。
マジョラム精油には血行を促進して冷えやむくみを改善する他、胃腸の働きを活発にしたり、筋肉痛を和らげたりすうる効能が期待できます。
クマやくすみを改善する作用もあり、秋の夜長を読書で過ごす人にも◎。
パチュリ
パチュリはインドやインドネシアなどが原産の、シソ科多年草です。漢方では解熱剤として使われてきたそうですから、某RPGのアイテム「やくそう」みたいな感じでしょうか。
香りは「墨汁」や「濡れた土」に似ていて、心を深く落ち着かせてくれます。消炎作用や体を温める作用があり、夏バテからの体力回復におすすめ。
またパチュリは皮膚の軟化や収れん作用が高く、乾燥肌やニキビ肌対策として化粧品にも使われます。手作り化粧水やマッサージオイルを作る人は、試してみてもよいでしょう。
クラリセージ
クラリセージは南ヨーロッパ原産の多年草です。細長い茎に花が咲く様子は、ラベンダーを大きくしたような雰囲気。
女性ホルモン「エストロゲン」を似た構造の「スクラレオール」という成分が含まれ、女性特有の心身の不調によいとされています。
痛みを抑制し、呼吸器系にも効能があるクラリセージは、スポーツの秋・花粉症の秋にも有効といえます。
イランイラン
イランイランは熱帯地域原産の樹木で、フィリピンの言語「タガログ語」で「花の中の花」という意味があります。
大きく咲く黄色い花から抽出されるイランイラン精油は、ジャスミンのような甘い香りが特徴です。心を落ち着かせ、不安や怒りを忘れさせてくれる他、女性ホルモンのバランスを整える作用もありますよ。
とても強い香りなので、柑橘系やオリエンタル系など、他の精油に少量をブレンドするのがおすすめです。
秋田杉
秋だからって秋田杉なんて!と思った人。実は近年、日本固有の植物を使った「和精油」が人気を集めています。
秋田杉の葉から抽出した精油には、リラックス・抗菌・ダニよけなどのうれしい効能があり、秋の精油にぴったり。
木の先端部分の青葉のみを使い、杉の花粉成分は入っていないので、杉花粉症の人も安心ですよ。
センシティブな人に安心の精油専門店も
フレーバーライフは日本で最初に、アロマテラピー商品の通信販売を始めた会社です。
エッセンシャルオイル(精油)を「必要なときに必要な量だけ」輸入して、社内充填しているため、常に新鮮な状態で届きます。
イギリスのハイレベルな認証機関「Soil Association」(英国土壌協会)が認定したオーガニック精油「クイーンメリー」も購入可能。
全国のアロマテラピーサロンや、スクールでも選ばれるプロ御用達の香りを自宅で楽しめますよ。
キャリアオイルやマッサージオイル、ディフューザーなどの雑貨もそろうので、のぞいてみてくださいね。
秋にぴったりなブレンドレシピ
精油は単体で使ってもよいですが、ブレンドするとより深い香りと、たくさんの効能を得られます。秋に試してみたいおすすめブレンドを見ていきましょう。配合の分量は、同量または3:2:1くらいで加減してみてくださいね。
ハロウィンパーティーに「食欲コントロール」ブレンド
ブラックペッパー精油には胃腸の働きを整える作用があり、食欲不振にも過食にも有効です。
爽やかなベルガモットとすっきりしたペパーミントを合わせて、食欲の秋を満喫しましょう。
スポーツ後の「疲労回復」ブレンド
代謝を促し、筋肉のコリや痛み、炎症を和らげるスポーツの秋にうってつけなブレンド。
急に体を動かしてケガしないように、準備運動を忘れないでくださいね。
秋の夜長に「リラックス」系
ざわざわしがちな心を落ち着かせ、マイペースを取り戻せる組み合わせ。
ソファやカフェテーブルに置いておけば、読書や映画鑑賞も思う存分楽しめます。
忙しい毎日を忘れて、物語の世界に入りたいときに。
芸術の秋に「クリエイティブ」系ブレンド
クリエイティブな作業をするときにおすすめのブレンドです。
感受性豊かになれるラベンダーに、キリリとしたペパーミントとクラリセージをミックス。
集中力が高まり、すてきな作品ができるかも。
秋のアロマ おすすめの使い方
好きな精油を揃えたら、どんどん活用していきたいですね。秋のアロマを楽しむアイデアを紹介します。
一つは欲しいディフューザー
香りを周囲に広げて楽しむ「芳香浴」は、アロマの定番スタイルです。
ティッシュやタオルでも代用できますが、継続して使うなら専用のディフューザーを用意する方が楽です。
ディフューザーの選び方やオススメ商品は、こちらの記事をご覧ください。
手作りもアリ
アロマディフューザーの中でも「アロマストーン」は家で簡単に作れます。好きな形でたくさん作って、家のあちこちで使うと楽しいですよ。
「アロマピンズ」で香水代わりに
外出先でもアロマを楽しみたい人には、ボタン型のミニディフューザー「Aroma Pins」がおすすめです。
アロマオイルを染みこませ、ジャケットの衿や帽子、バッグに付けてお出かけすると、ほんのりよい香りが漂います。
ポーチに忍ばせて、優雅なお化粧直しタイムを楽しんでも◎。
マッサージオイル作りにチャレンジ
スポーツ後のマッサージや、お肌のお手入れに使いたい人は、マッサージオイルを作ってみましょう。
作り方は簡単!ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルに、濃度が1%以下になるように精油を入れるだけです。
精油1滴は約0.05mlなので、キャリアオイル5mlにつき精油1滴と覚えておきましょう。
20mlのマッサージオイルを作るなら、2種類の精油を2滴ずつ入れるとちょうどよくなります。
使う前にパッチテストを行い、作ったオイルは早めに使い切るようにしてください。また妊娠中・授乳中の人や赤ちゃん、幼児には使わないようにしましょう。
入浴剤として
精油を入浴剤として使えば、よい香りでリラックスできる上に、呼気や皮膚から精油成分を取り入れることが可能です。
ただし直接浴槽に入れると、肌への刺激が強過ぎるため注意しましょう。キャリアオイルやエタノール、重曹などで希釈してから入れるのがおすすめです。
秋もアロマで健やかに
秋にぴったりな精油や、ブレンドの方法を紹介しました。アロマの香りで夏の疲れを吹き飛ばし、爽やかな季節を元気に過ごしましょう。