食洗機 洗剤 環境に優しいおすすめは?食器を安全に洗おう
食洗機の普及に伴い、専用洗剤の種類も増えています。食器用や洗濯用と同じく、環境に優しい安全な洗剤も選べるようになってきました。
毎日使うものだからこそ、環境に優しい成分のものを使いたいと考える人も多いのではないでしょうか。合成洗剤に引けを取らない、おすすめの自然派食洗機洗剤を紹介します。
食洗機洗剤 粉・液体・タブレットの違い
食洗機洗剤には粉末・液体・タブレットの3種類があります。環境に優しい洗剤も同じで、いろいろな商品があるため迷ってしまうかもしれません。まずはそれぞれの特徴を知り、自分に合うものを選びましょう。
コスパの高い粉末タイプ
粉末タイプはランニングコストを抑えたい人におすすめです。食器の量や汚れ具合に合わせて計量するため、使用量を調節でき、無駄がありません。
1パック当たり80~100回くらいは使えるので、1日3回作動したとして約1カ月持ちます。ほとんどが500円以内で購入できるのもポイントです。
デメリットは計量が面倒なことと、溶け残りやすいことです。使用時に粉が舞って、吸い込んでしまう恐れもあります。
使いやすい液体タイプ
液体やジェルタイプは粉末に比べて溶け残りがなく、食洗機のメンテナンスが楽です。液量は調節可能で、1本当たり90回ほど使えます。片手でワンプッシュで適量を出せるボトルもあり、手間がかかりません。
ただし食器洗い用の液体洗剤と間違えやすいため、離れた場所に置くなどの工夫が必要です。食洗機に、食器洗い用の洗剤を使うと故障の原因になります。
また、食洗機用洗剤で手洗いすると、泡立たず汚れが思うように落ちない上に、激しく手荒れする恐れがあるため十分に注意しましょう。
手間なしタブレットタイプ
計量の手間がないタブレットは、とにかくスピーディーに、楽に家事を済ませたい人に適しています。異なる成分を組み合わせ、さまざまな汚れに対応できる商品もあります。
ネックは価格が高いことです。1パック20~30個で1,000円近くすることも珍しくありません。計量しない=使用量の調節ができない、ということなので、もったいないと感じる人もいるでしょう。
環境に優しい食洗機洗剤:粉末タイプ
粉末タイプは種類が多く、さまざまな選択肢があります。お値段も控えめなので初めて環境に優しい洗剤に挑戦する人でも、手に取りやすいでしょう。
エコストア オートディッシュウォッシュ パウダー
エコストアはニュージーランドで誕生したサスティナブルブランドです。「家庭から出る排水も、自然の水と同じくらいきれいにしたい」をコンセプトに30年以上、環境に優しい製品を製造・販売しています。
オートディッシュウォッシュはレモンの香りがさわやかで、汚れ落ちも庫内への臭い残りもありません。1㎏と2kgから選べる大容量で、買い替えの手間も省けます。
ただしボトルが大きいため、キッチンに置いておくと邪魔に感じるかもしれません。小さな瓶などに詰め替えて使うのがおすすめです。
地の塩社 食器洗い乾燥機専用洗浄剤 クリーン
500gで500円以下とリーズナブルな粉末洗剤です。界面活性剤を使用せず、元々自然界にある素材で作られています。
予洗いしなくても活性酵素が汚れを分解し、アルカリ成分が油汚れもすっきり落とします。
ジッパータイプの簡易的なパッケージも、ごみを減らせてGOOD!
緑の魔女 全自動食器洗い機専用洗剤
ドイツ生まれの洗剤「緑の魔女」シリーズにも、食洗機用があります。天然植物由来の界面活性剤を使っており、生分解性が高いのが特徴です。
排水に含まれる配合成分が自然の浄化作用を高めるので、パイプや排水口の汚れもきれいになります。
水回りの家電は、パイプ内の目に見えない汚れが気になるものですが、これなら安心して使えます。
環境に優しい食洗機洗剤:液体タイプ
液体やジェルタイプは、容器がスリムでキッチンに置きやすいのも魅力。おすすめの液体洗剤を紹介します。
サラヤ ハッピーエレファント
「ハッピーエレファント」はヤシノミ洗剤で知られるSARAYAのブランドです。天然酵母が生み出す洗浄成分・ソホロを使用しています。売上の1%が原料生産地のマレーシア・ボルネオ島の環境保全活動に使われています。
とろりとしたジェルタイプで、計量しやすいのがポイント。ボトルには再生可能なサトウキビ由来の「バイオマスプラスチック」を配合しており、お得な詰替え用もあります。
バンブークリア
国産の竹炭から作られた、無添加の洗剤です。抗菌・防臭効果が高く、成長が速い竹は現在、プラスチックの代替素材としても注目されています。
基本的には洗濯用ですが、食洗機用洗剤としても使えます。薄めれば家のお掃除にも使える万能ぶり。スッキリしたデザインのボトルはキッチンに置きっぱなしでもおしゃれです。
食洗機用液体マグちゃん
マグネシウムの力で汚れを落とす洗濯補助剤「マグちゃん」の、食洗機用剤です。成分は水とマグネシウムとグリセリンのみの、シンプルな構成です。
消臭効果が高く、食器に残るいやな臭いもスッキリ。マグネシウムだけで洗えるなんて、合成洗剤って何だったんだろう?と唸ってしまうかもしれません。
環境に優しい食洗機洗剤:タブレットとその他
最後に、タブレットタイプのおすすめと、「食器洗浄機を洗える洗剤」を紹介します。
ムリエレス オールインワン
生分解性の天然素材98%のタブレット洗剤です。1粒で洗浄・リンス・庫内洗浄までこなします。
タブレットタイプはフィルムがごみになるのではと心配ですが、ちゃんと生分解性フィルムを使っているから安心です。
ムリエレスは、化学物質過敏症の子どもを守るために、洗剤づくりを始めた北欧・エストニアのメーカーです。パッケージも紙で、プラスチックゴミが一切出ません。
エコメイト 食器洗浄機用 庫内クリーナー
どんなにいい洗剤を使っても、食洗機本体が水垢やヌメリで汚れていたら台無しです。洗濯槽を洗うように、食洗機も定期的にメンテナンスしましょう。
庫内クリーナーにも、環境に優しい製品がありました。エコメイトのクリーナーは、原料はたった四つとシンプルで、%天然由来成分にこだわっています。消臭成分・緑茶エキスが雑菌を除菌し、庫内を清潔に保ちます。
環境に優しい洗剤で食器も水もきれいに
食洗機は手洗いに比べて水の使用量が少なく、家事の時短だけでなく水道代節約のメリットもあるといわれています。手荒れのリスクも減り、食後にゆっくりできるのもうれしいポイントです。
とはいえ、生分解性のない合成洗剤を使えば水質汚染につながり、海や川に住む生物に迷惑をかけてしまうかもしれません。食洗機を気持ちよく使うためにも、環境に優しい洗剤をチョイスしてみてはいかがでしょうか。