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スペシャルティコーヒー とは何のこと? 普通のコーヒーとの違いや選び方を紹介

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スペシャルティコーヒーとは何

「スペシャルティコーヒー」は、他のコーヒーと何が違うのでしょうか。特別においしくて高級なイメージのある言葉ですが、それだけではありません。スペシャルティコーヒーの意味や買い方、おすすめのショップを紹介します。

目次

スペシャルティコーヒーとはどんな意味?

スペシャルティコーヒーとは 違い

スペシャルティコーヒーという呼び方には、いかにも特別感があります。どのような点が特別なのか、具体的に見ていきましょう。

コーヒー豆のグレードを表す

スペシャルティコーヒーは、コーヒー豆のグレードを表す言葉です。

コーヒー豆も農産物なので、お米のように品質のランクがあります。ランクはよく以下のようなイラストで表されています。

スペシャルティコーヒー とは

コーヒー豆の品質は「カッピング」と呼ばれる方法で判定されます。

判定基準は国によってやや違うものの、「COE(Cup of Excellence)」と呼ばれる国際品評会の基準で100点中80点以上取れるものが、スペシャルティコーヒーと考えてよいでしょう。

80点以上取れる豆はとても少なく、スペシャルティコーヒーのシェアは豆全体の3~5%しかありません。

なお87点以上の豆には、まさに「カップオブエクセレンス」の称号が与えられ、オークションで高値で取引されます。

風味以外の評価項目がある

単においしいだけでは、スペシャルティコーヒーとは認められません。

おいしくあるためには「農園からカップまで(From Seed To Cup)」の全ての工程で、適切な品質管理が実施されている必要があります。

誰の農場で採れたのか、どのような経路で運ばれたのか、どんな人が焙煎したのかなど、全て追跡できなければならないのです。

またスペシャルティコーヒーには「サスティナブル」な一面も要求されます。

適正な価格を設定するほか、健康に良くない農薬の使用を控えるなど、コーヒー豆生産者の豊かな暮らしが持続できることが必須条件です。

スペシャルティコーヒーが広まった背景

コーヒーは、世界中で人気の高い飲み物です。このため業界ではとにかく安く大量に生産して、需要に応えようという考え方が主流となっていました。

しかし競争が激しくなり低価格化が進んだ結果、生産者の収入が減り、豆の品質も落ちてしまいます。おいしくないコーヒーが増えて、他の飲み物に乗り換える人すら出る始末。

そこで業界では、生産者を守り、品質の高い豆を生産できる環境を整えることが発展につながるとして、スペシャルティコーヒーの概念を提唱することになります。

スペシャルティコーヒーは、業界をあげてコーヒー産業を守っていこうという意志の表れなのです。

日本におけるスペシャルティコーヒーの定義を知りたい人はこちらをご覧ください

一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会

スペシャルティと普通のコーヒー豆との違い

スペシャルティコーヒー 普通のコーヒー 違い

コーヒー豆のパッケージを見ると生産国や豆の品種が分かりますが、スペシャルティコーヒーかどうかまでは分かりません。普通のコーヒーと一緒に売られていたら、区別がつかないのでは・・・?と思う人もいるでしょう。スペシャルティコーヒーとその他のコーヒーの違いを見ていきましょう。

売っている場所や値段

スーパーのコーヒー売り場に並ぶ豆や、ファミレスで出てくるコーヒーなど、一般的に飲まれるコーヒー豆は「コモディティコーヒー」と呼ばれています。

大手メーカーの自社農園で機械的に生産したり、いろいろな農園から同じ銘柄の豆を集めたりして、大量に安く、しかも安定的に流通させています。

おかげで私たちは、いつでもそれなりにおいしいコーヒーを、手頃な価格で楽しめるのです。

一方のスペシャルティコーヒーは、品質管理が入念に行われるため、流通量が少ない上に高価です。同じ銘柄の豆を、いつでも入手できるわけでもありません。

このためスーパーやファミレスで、スペシャルティコーヒーに出会える可能性は低いといえます。

サードウェーブとの違いも押さえよう

少し前に流行っていた「サードウェーブ」なカフェ。

日本に広まった時期が似ているため、サードウェーブ=スペシャルティコーヒーと思う人も多いかもしれませんが、意味はまるで違います。

サードウェーブとは「第3の波」を意味します。コーヒーを楽しむスタイルの「流行り」のことで、過去にはファーストウェーブやセカンドウェーブもありました。

サードウェーブでは「シングルオリジン」と呼ばれる、生産地域が限定され、かつ明確になっている豆を使います。この条件で選ばれる豆には、スペシャルティコーヒーが含まれることもあるでしょう。

仲介業者を通さず直接仕入れるダイレクトトレードも、サードウェーブの特徴です。余計なコストを抑えて生産者と消費者の利益を守ろうという姿勢も、スペシャルティコーヒーの概念に共通するものがあります。

なお最近は、新たな味わい方や進化した焙煎機の使用を提案する「フォースウェーブ」がじわじわと広がっているそうですよ。

スペシャルティコーヒーはどこで買える?

スペシャルティコーヒー どこで売ってる

コーヒーに詳しくない人が、流通量が少ないスペシャルティコーヒーを手に入れるにはどうしたらよいのでしょうか。安心して買える方法を紹介します。

コーヒー専門店

コーヒー豆を専門に扱う店なら、独自の仕入れルートを生かしてスペシャルティコーヒーを買い付けできます。

特におすすめなのが「カルディ」です。店舗数が多く足を運びやすい上に、他の食品も一度に買えて、とっても便利。

店頭で挽いてもらう以外に、既にパッケージングしてあるものやドリップバッグもあり、専門店でコーヒー豆を買い慣れていない人でも、手軽に購入可能です。

ネット通販

Amazonや楽天に出店しているコーヒー専門店もたくさんあります。

スペシャルティコーヒー専門店として名高い「猿田彦珈琲」や「ロクメイコーヒー」の他、有名な焙煎士が監修した個性的なコーヒーも多く、見ているだけでワクワクします。

商品説明に「スペシャルティコーヒーのみ使用」などと書いてあり、口コミが読めるのもメリットです。

ただし「豆のまま」「粉」「ドリップバッグ」と種類があるので、間違えないように注文しましょう。

サブスク(定期便)

スペシャルティコーヒーを、サブスク形式で購入するのもおすすめです。

季節に合う品種を選んで届けてくれたり、豆選びの相談にのってくれたりなど、きめ細やかなサービスが受けられます。

毎月定額なので、予算を気にしなくて済むのもポイント。

例えば福岡で8店舗を構えるスペシャルティコーヒー豆専門店「ハニー珈琲」では、月額4,980円(税込・送料無料)で計500gの豆を届けてくれる頒布会を実施中です。

毎月違う豆が届く、配送頻度を1~3カ月間隔に変更できるなど、メリットの多い内容で、スペシャルティコーヒーデビューを支えてくれます。

スペシャルティコーヒーのインスタントやデカフェ、アイスはある?

スペシャルティコーヒー インスタント デカフェ

スペシャルティコーヒーで作るインスタントやデカフェ、アイスコーヒーも探せばたくさん見つかります。それぞれのおすすめ商品を見ていきましょう。

インスタントのおすすめ「INIC coffee」

インスタントコーヒーに対して、安くてあまりおいしくないイメージを持っている人もいるでしょう。しかし世の中には、スペシャルティコーヒーを使って作られたインスタントコーヒーも存在します。

INIC coffeeはサラサラのパウダータイプで、お湯を注げば5秒で完成。水や牛乳にもさっと溶け、すぐに飲めます。丁寧にいれている暇がない、忙しい人にもおすすめです。

おすすめアイスコーヒー2種類

暑い日にうれしいアイスコーヒーにも、もちろんスペシャルティコーヒー豆の商品があります。

水に数時間入れておくだけの水出しタイプや、紙パックタイプなど手軽さがウリのアイテムで、クールダウンしてみてくださいね。

おすすめデカフェ 「イノセントコーヒー」

デカフェはなんだか物足りないと思っている人も、イノセントコーヒーなら満足できるかもしれません。

どうしても夜にコーヒーが飲みたい人も、カフェインを控えたい妊婦さんも、芳醇な香りや特別なフレーバーに癒されながら、リッチなひと時を過ごしましょう。

スペシャルティコーヒーをお得に試す方法は?

スペシャルティコーヒー 高い

品質に見合う価格を支払うことが、スペシャルティコーヒーの基本です。中には普通のコーヒーの何倍もする豆もたくさんあります。とはいえ、家計を考えると、いきなりコーヒー代が跳ね上がるのも厳しいものです。スペシャルティコーヒーのおいしさを試してみたい人に、お得に飲める方法を紹介します。

Croaster coffee 特選 おすすめコーヒーセット

「Croaster coffee」は、リピート率40%超えを誇る、スペシャルティコーヒー豆の通販サイトです。鮮度にこだわっており、注文後に自家焙煎し、遅くとも翌日には出荷してくれます。

自宅に届く頃には、ちょうど飲み頃になっているでしょう。

おすすめコーヒーセットには、世界中から厳選されたコーヒー豆と、おいしいいれ方のアドバイスやレシピが入っています。

100gの4種セットと、200gの2種セットを選べて、どちらも3,000円(税・送料込み)です。家族の人数やコーヒーを飲む頻度に合わせて選びましょう。

パロットコーヒー お試しセット

鳥のイラストにほっこりするかわいいセットです。100g入り2種類がセットになっており、飲みごたえも十分。お試しの個数や回数に制限がないのもうれしいポイントです。

豆のままか、粗挽き・細挽き・中細挽きが選べます。

ミルトンコーヒーロースタリー ドリップバッグお試しセット

毎日コーヒーを飲まない人や、ときどきぜいたくしたい人におすすめの、ドリップバッグタイプのお試しセットです。

1杯分ずつの個包装なので、保存性がよく慌てて飲み切る必要はありません。好きなタイミングで、ゆっくりとスペシャルティコーヒーを味わえます。

アウトドアや出張のお供にも!

コーヒーソルジャ 初回限定セット

常にカッピングを行い、本当にうまいコーヒーを提供する「コーヒーソルジャ」。

オンラインショップでは、初回に限りスペシャルティコーヒー豆2種類(各200g)のお得なセットを注文できます。

合計400g、通常価格2,350円相当が、1,980円(税込)で送料も無料です!

ふるさと納税の返礼品もアリ

ふるさと納税でスペシャルティコーヒーを返礼品にしている自治体に寄付をすれば、お得に試すことが可能です。

例えば「楽天ふるさと納税」では、大垣市に寄付すると市内のコーヒーショップが厳選したスペシャルティコーヒー4種の詰め合わせがもらえます。

各100g、合計400g入っていてお試しに最適です。

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スペシャルティコーヒーのいれ方や保存方法は?

スペシャルティコーヒー 保存

頑張って手に入れたスペシャルティコーヒーは、できれば新鮮なうちに、おいしく飲みましょう。抽出器具や保存容器を選ぶポイントを紹介します。

こだわりの抽出器具を使ってみよう

コーヒーを抽出するにはさまざまな方法があり、道具もバラエティに富んでいます。すでにそろっている人はもちろん、これからそろえたい人も、豆の特性に合う器具を探してみると、スペシャルティコーヒーをより楽しめるでしょう。

おすすめのフィルターとコーヒープレスを下記の記事で紹介しているので、気になる人は読んでみてくださいね。

新鮮さを保てる保存容器も必須

コーヒー豆は鮮度が命です。特に挽いてもらった豆は、すぐに鮮度が落ちてしまうため、1週間程度で飲みきれる量を買い、余るようなら冷凍庫で保存するとよいでしょう。

先述の通り、あまり頻繁に飲まない人はドリップタイプを選ぶのもアリです。

コーヒー豆の保存方法や容器については、こちらの記事をお読みください。

スペシャルティコーヒーでちょっとぜいたくなカフェタイム

スペシャルティコーヒーは、コーヒー豆の中でも最高グレードの品質が認められた豆のことです。生産者や流通経路が明らかで、それぞれの過程で適切な対価が支払われる必要もあります。

実際に飲んでみると、「コーヒーってこんな味がするんだ!」と目からウロコが落ちるほど、いつものコーヒーとは別のものと分かります。

高価なため毎日何杯も・・・というわけにはいきませんが、おいしいスイーツを買ったときや、仕事を頑張ったときなど、ごほうび感覚で飲んでみると幸せな気持ちになれるでしょう。

遠い異国の農園で、丹精込めて作られたスペシャルティコーヒーで、ぜいたくな時間を過ごしましょう。

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